掃除は、一気に行うよりも短時間で継続して行うのがおすすめ。でもときには掃除がおっくうになることも。そこで、掃除のやる気をアップし、効率よく習慣化する方法をご紹介。家事代行とクリンネスト講師をしている、ESSEフレンズエディターの宮入京子さんが語ります。
すべての画像を見る(全4枚)1:エプロンやゴム手袋…「集中できる装備」で挑む
「ここ汚れているな…」と思いながら見て見ぬふり。「週末に掃除しよう」などと、先延ばしにしてしまうことはありませんか? 掃除は汚れがたまってから一気にやろうとすると疲れてしまいます。一度で終わらせようとするのではなく、「ラクにすぐできる掃除」を習慣化することが大切です。
そこで、まず見直したいのが、掃除をするときの格好です。手が汚れている掃除中に、袖が邪魔になったり、髪の毛が落ちてきたりするとイラッとしますよね。すると、集中力が下がり中途半端になりがちです。「これから掃除するぞ」と決めたら、掃除に適した服装で、集中力を妨げないようにします。
私は、自宅でも家事代行の仕事で訪問するお客様の家でも、軽くて動きやすいポケットの収納力がある「クリンネストエプロン」を着用しています。エプロンのヒモを結ぶと、キリッと掃除のやる気スイッチが入るんです。防水仕様のポケットは、濡れたクロスやブラシを入れたまま移動が可能。道具をあちこち置き忘れることなくスピーディーに掃除ができます。
また、使い捨てのゴム手袋をつけると、排水溝など素手で触りたくない部分も手を入れてゴシゴシ洗えるので、効率よく仕上がりもよくなります。
2:好きな音楽を聴きながら掃除のモチベーションアップ
「掃除する」と決めたら、テレビを消して気分の上がる音楽をかけるのがおすすめ。私は、「いつの間にかキレイになっている! まだ音楽を聴いていたいから、ほかの場所も掃除しようかな」という気になったりします。家の中を移動しても、水仕事でも音楽が聴きやすいワイヤレスのイヤホンなら、より便利です。
このように、掃除は「面倒なこと」から「楽しくて爽快なこと」に意識を変えていくのが、継続のコツだと思います。ほかにも、お香やアロマを楽しみながら行う、掃除後の自分にご褒美を用意するなど、自分なりのモチベーションを上げる方法を探っていくといいでしょう。
3:キッチンタイマーを使って「5分だけ掃除する」
掃除をし始めたものの、ほかのことが気になってしまい、終わりが見えず疲れてしまったことはありませんか? このような経験から、なかなか掃除のやる気スイッチが入らなくなるケースも。
そこでおすすめなのが、キッチンタイマーを使って、5分だけ掃除をすること。キッチンやトイレ、洗面所などよく使う場所の掃除を、5分でどのくらいでできるか測ってみてください。意外にも、できることが多いと気がつくはず。掃除が得意な人は、このような終わりが見える“小さい掃除”を習慣化しているんです。
楽しくゲーム感覚で継続しやすく、慣れてくると時間内にできることも増えてきます。この「5分掃除」を毎日行うと、休日にまとめて掃除の時間をつくらなくても、日常に掃除を組み込むことができ、自然と部屋がキレイになっていきますよ。