ジメジメした梅雨どき、気になるのが浴室のカビ。
ここでは掃除法と予防法を、“家事えもん”こと松橋周太呂さんに教わりました。

“家事えもん”こと松橋周太呂さん
予防法もしっかり教えますよ!
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この時季気になるカビは、最初にガッツリ汚れや菌を取りきることで対策

湿気も気温も上がってくるこれからの時季、気になるカビ。松橋さんによると、「最初にガッツリ汚れや菌を取りきること」が大切なんだそう。

「たとえば浴室は、少しでも汚れが残っているとカビの発生源になり、『掃除したばかりなのにまたカビが!?』なんてことになりがち。目には見えなくても、じつはカビが発生しやすい天井や、汚れがたまる溝の部分も含めてすみずみまで汚れを落としきることで、次からの掃除量や頻度を減らせますよ」

浴室

春や秋もカビは増えますが、梅雨はとくに黒カビが発生! 浴室を中心に、漂白剤などを駆使して根こそぎ落としましょう。

●<掃除法>カビが発生しているところは塩素系漂白剤でしっかり落とす

塩素系漂白剤

「汚れを少しでも取り残すとカビの発生源になるため、塩素系漂白剤を使ってしっかりと!」排水口など普段目につきにくい部分もまとめて掃除。乾いた状態で始めるのがポイントです。

カビが発生しやすい場所

とくにカビが発生しやすいのは、石けんカスや皮脂など、カビのエサになるものが多い腰から下の壁や溝。さらに換気扇のホコリや水滴がつく天井も要注意!

●<予防法>お風呂上がりには50℃シャワーでカビを死滅

シャワーでカビを死滅

カビは高温に弱いため、50℃以上のシャワーを10秒以上かけることで死滅。

排水溝にシャワーをかける様子

「いったんカビを撃退したあとは、週1回、約10秒かけるだけでカビ予防に。やけどには十分気をつけてくださいね」

●<予防法>除菌用エタノールで天井の除菌と予防を徹底!

ペーパーにエタノール

せっかく掃除しても、天井にカビがつくと菌が落ちて床や壁で繁殖することに…。

エタノールで天井をふく様子

「梅雨どきは2週間に1回、除菌効果のあるエタノールで天井をふけば、カビとはお別れできます」

ペーパーをつけたフロアモップにアルコールをふきつけてから使えば、天井もふきやすくなります。

※塩素系漂白剤など「混ぜるな危険」の表示がある洗剤は、酸性のものと混ざると有毒ガスが発生します。クエン酸など酸性のものと混ぜるのはもちろん、酸性洗剤の直後に使うのも避けてください。また洗剤のなかには、建材や設備機器によって使用できないものが含まれている場合があります。建材や設備機器の取扱説明書、また洗剤の注意書きを確認してから試用してください。各種洗剤を使用する際は、ゴム手袋などを着用してください。