家事の仕組みや考え方を変えてみると、時短がかない、体力や心に余裕が生まれるかもしれません。家族4人で暮らす、整理収納アドバイザー・暮らし評論家の大木聖美さん(現在50代)のケースをご紹介。見直した家事、それによって得られたものなどについて語ります。

大木さん
宅配が届く→収納するまでを、セットで終わらせるようにしているという大木さん
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宅配サービスを利用したら買い物の時間と労力が減った

大木さんが利用している宅配サービス
週に一度利用している「生活クラブ」では、主に野菜を購入

わが家は夫と息子2人の4人家族。よく食べる家なので、とにかく食材の買い出しが大変でした。以前は週に数回、近隣スーパーに買い物に行っていましたが、宅配サービスに変えたら買い物に行く時間がまるっとなくなり、かなり時短になりました。重いものを持たないので、体もラク。

さらに、まとめ買いをするうちに1週間分の消費量が把握できるようになりムダ買いも減りました。

また、生活消耗品はAmazon定期便をフル活用しています。いつも使っているマスクは2か月に一度、シャンプーとトリートメントは5週間ごと、トイレットペーパーは4か月ごとに届くよう設定。複数個まとめて買っていますが、それぞれの使用頻度に合わせて購入間隔を設定できるのがとても便利です。

なくなってから買いに行くのではなく、なくなる前にストックが届くよう設定しているので防災面でも安心です。その都度買いに行く手間が省けた分、自分の時間に余裕が生まれました。

一汁三菜を思いきってやめたら時短&洗い物も減った

大木さんの夕食

私の実家では、いつも食卓にたくさんの小鉢が並んでいました。そのため、疲れていたり余裕がない日でも、無理して副菜をつくっていたのです。ですが、思いきって副菜をたくさんつくるのをやめて、使う予定だった野菜をおみそ汁に入れることに。すると、一品減ったことで調理時間を削減することができました。

使っている野菜は一緒なので栄養面もあまり気にしなくてもいいのかなと思いますし、なにより驚いたのは、一品減ったことに家族のだれも気がつかなかったこと! 品数にこだわっていたのは自分だけだったと気がついてからは、気持ちもラクになりました。洗い物の量が減ったのもうれしい発見でした。

休日の朝食を“バイキング形式”に変えたら自分時間が増えた

大木さんの朝食

家族の起きる時間がバラバラな休日。朝ごはんも、「それぞれのタイミングでお好きにどうぞ」スタイルにしました。シリアル、ヨーグルト、パン、果物をキッチンに出して、バイキング形式で好きに食べてもらっています。

お互い気をつかわなくていいので、とても快適。それによって生まれた自分時間で、語学教室に通ったり、のんびり新聞を読んだりして楽しんでいます。