40代、50代で自由な時間ができたら、気ままに歩いて、行きたい場所に行ける「大人ひとり旅」がおすすめです。旅が大好きな料理家の山脇りこさんに、ひとり旅初心者でも行きやすい場所を3つ紹介してもらいました。
すべての画像を見る(全16枚)1:手仕事が充実し、街がコンパクトな「松本」
松本市は、松本城の城下町として約400年栄え続けてきた歴史をもつ、文化の薫り高い街。民芸や手仕事、自家製のものが充実していて、大人旅にこそおすすめです。
街がコンパクトなので、ひとり旅でも、公共の交通機関と徒歩だけで巡りやすいのもポイント。お酒を飲める人なら、ひとり飲みしやすいクラフトビールやシードルのお店がおすすめ。甘いもの好きな人ならスイーツ店も充実していますよ。
●手仕事ショップが充実
まずは「松本民芸館」で手仕事について学んでから、街中のクラフトショップを巡るのがおすすめです。
私がよく行くのは、世界のカゴが並ぶ「カゴアミドリ」や、作家の手仕事が見られるギャラリー「coto.coto(コトコト)」、器の店「陶片木(とうへんぼく)」など。中町通りや縄手通りを歩くだけでも楽しいです。
●ひとり飲みしやすい店がたくさん!
少し飲める人なら、昼下がり(午後3時くらいから)のひとり飲みが楽しいです。
松本でクラフトビールをけん引している「松本ブルワリー」は、タップから注ぐクラフトビールが売り。テラス席もあり、昼からひとり飲みしやすい店が松本市内に2、3店舗あります。駅前の「麦香バッカ」もおすすめのクラフトビール店です。
またシードルも豊富で、さすがリンゴの産地。「ポムジェ」はおしゃれな名産品が並ぶおみやげ店ですが、長野県産のシールドが充実。奥のカウンターで飲めます。
●素朴なスイーツも懐かしい
古くからのお菓子屋さんが昔のたたずまいのまま残り、そそられます。ベビーシュークリームで有名な洋菓子店「フランス菓子 マサムラ」を訪れると、懐かしさでいっぱいに!
当日が賞味期限の生菓子なので、店内の喫茶室などで味わって。
また白鳥の湖で知られる和菓子店「開運堂」も松本にあります。せっかくお店に行ったら、桜もちや柏もちなど季節の生菓子を。奇をてらわないおいしさがしみます。