ものが増え、片づかないとお金も貯まりづらい? そんな仮説に対して、片づけの仕事をするライフオーガナイザーの尾花美奈子さんは、片づかない原因のひとつに「買い物の仕方」が関係していると教えてくれました。その理由とともに、解決のコツを紹介します。

日用品のストックは「1か月分だけ」など上限を決めるのがコツ
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「ものが増える」「片づかない」「お金が貯まらない」NG行動3つ

もし今「ものがたくさんあって片づかない」というなら、買い物の仕方を見直してみることをおすすめします。

必要以上に多く買ってしまったり、必要ないものまで買ってしまうような買い物を繰り返した結果、片づけられないほど多くのものに囲まれているのかもしれません。

なぜそのような買い方をしてしまうのか、きっかけとなる3つの行動について考えてみたいと思います。

1:ネットショッピングのセールにつられる

お店に足を運ばなくても買い物ができるネットショッピングはとても便利ですが、「〇割引」や「ポイント〇倍」といったお得をアピールするセールはとくに注意が必要です。

・安く買えるチャンスになにも買わないと損をする気がしてなにかを買おうとする
・送料無料にするために買うものを探す
・ポイントの高さ目当てで買う

こういうときは、わざわざ時間を要して必要ないものまで買ってしまうリスクがあります。たとえそれが普段使っている日用消耗品であっても、既にストックが十分あればそれは「(今は)必要ないもの」です。

また送料無料やポイント目的で、本当は必要ではないものに買う口実をつけて買っていませんか? ものが増えすぎて「使いきれなかった」「あることを忘れていた」ということにつながるので、それなら送料を余分に払ってでも買わない方が賢明です。

セールにつられないコツは「それが正規の値段であっても買うかどうか」を想像することです。答えがイエスなら「本当に必要でほしいもの」として買うのがお得でしょう。

2:収納スペースを考えずに大容量を買う

買い物前はあきスペースを確認して買い過ぎ防止
買い物前はあきスペースを確認して買い過ぎ防止

「大容量」「業務用」といった食品や日用品は、「こんなに入ってこの値段!?」とうれしくなりますよね。たしかに単位当たりの値段は安いことが多く、物価高騰が続く中ではありがたい存在です。

ただ買うときにそれが入る収納スペースがあるかを考えないと、「入りきらなくて困った」「無理矢理突っ込んだからグチャグチャ」「別の場所に一時置きしてそのことを忘れてしまった」など、片づけられず管理ができないことになるかもしれません。

また、たっぷりあると油断してついつい使い過ぎてしまい、意外と節約になっていないこともあるので気をつけましょう。