使っているシャンプーが本当に自分の髪に合っている?と思うことはありませんか。女性の髪問題に詳しいヘアライター・佐藤友美(さとゆみ)さんと、人気ヘアサロンMINXのディレクター・八木花子(八木ちゃん)さんが、自分に合うシャンプーを選ぶコツを教えてくれました。ポイントは「髪質は年々変わる」こと。50代の読者をモデルに紹介します。

大人のヘア問題白黒つけます
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自分にベストなシャンプーを選ぶときに気をつけること

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シャンプーを選ぶ読者モデル

さとゆみ:暑かったり雨続きで寒かったり。初夏は気候が安定しないし、なにより湿度が安定しないから、髪の扱いが大変!

八木ちゃん:こういう時季は、普段気にならない髪のプチトラブルが気になりますよね。最近、「自分が使っているシャンプーが本当にあっているかどうか、教えてほしい」とお客さまに聞かれることが増えました。

さとゆみ:そうそう。口コミでよさそうと思ったシャンプーでも、自分の髪質には合わなかったという話はよく聞きます。

八木ちゃん:シャンプー選びの失敗あるあるなのですが、みなさん、昔のアドバイスを引きずっているケースが多いんですよね。

でも、髪質というのは年々変わっていくものです。昔は剛毛・多毛だったので、まとまりを出すタイプのシャンプーが合うタイプだった人でも、年齢を重ねて髪質が変わっていることもよくあります。

さとゆみ:たしかに、私自身も髪が硬いからと思い込んでいましたけれど、先日美容師さんに「全然硬くないです。むしろ、やわらかいくらいですよ」と言われて「自分のことは意外とわかっていないものだなあ」と思ったし、「昔の自分の髪の印象を引きずっているなあ」とも思いました。

八木ちゃん:髪の量、太さ細さ、硬さやわらかさだけではなく、クセの出方も変化します。クセが強かった人が弱くなったり、直毛だった人がクセが出るようになったり。髪質は変化するものなので、担当の美容師に聞いてアドバイスしてもらうといいですよ。

さとゆみ:美容師さんに質問すると、サロン専売品のシャンプーをおすすめされて予算オーバーになるのが怖いという声も聞きます。

八木ちゃん:そういうときは、どんなシャンプーがおすすめなのかを聞くのではなく、自分の髪質ってどんな髪質ですか? と聞いてみるだけでもいいと思います。それさえわかれば、その後、ネットやドラッグストアで買うにしても、自分に合った商品を選びやすいと思います。