50歳をひとつの目安に、身の回りのものを整理してみませんか。子育てがひと段落して、ライフスタイルの変化が落ち着くと、「もう手放していいもの」がはっきりしてくるもの。キッチングッズや趣味のものなど、身近なものから手をつけてみては。 ESSEフレンズエディターで整理収納コンサルタントの奥田明子さんが、手放してスッキリしたものを紹介します。

キッチングッズ
長年使用していなかったキッチングッズ
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1:「気づけば使っていない」キッチングッズを手放す

鍋や調理器具、キッチンツール、食器、古くなったタッパーや食材など、ものが増えがちなキッチン。ときどき見直しをして、整理をしたいものです。

40代後半に改めて見直したのが「お弁当グッズ」と「お菓子づくりに使うグッズ」です。その際、手元に「残さない」と決めた判断基準にしたのが、以下のこと。

・将来使うか、現時点ではっきりしないもの
・手入れがしにくくて、さまざまな用途に使えないもの
・年に1回使う頻度に満たないもの

たとえば、娘が小学生のときに使っていたお弁当箱やかわいいクッキーの型は、これから使うことがないので手放しました。一方で、シンプルなケーキやクッキーの型は、ときどきお菓子をつくるので残しています。

2:「つくるつもりだった」使う見込みのない趣味のグッズを売る

以前はまっていた手芸用品
以前はまっていた手芸用品

娘が小さいときにハマっていたのが、子ども服をつくったり編み物をすることでした。当時、手芸をするうえでいちばん楽しかったのは、買い物をすること。なにをつくるかあれこれ考えると、わくわくしたものです。

もっとも、買ったもののいくつかは、結局引き出しの中にしまいこんでいました。そのうちつくるだろうと思ったまま…。

そうしてたまっていった、大量の布。50代を迎えるにあたり、オークションサイトやフリマアプリで少しずつ手放していきました。また、一部の手芸用品はソザイクルというサイトで寄付をしました。

しまいこんだままよりも、だれか使ってくれる人がいたほうが布も幸せでしょう。ちなみに、とても気に入っている布や毛糸は手元に残しています。