毎日の家事に追われて自分の時間がなかなかとれない。家事がおっくうに感じてやる気が起きない。そんな悩みも、家事のやり方を見直すことで解決するかもしれません。ここでは、整理収納コンサルタント・時短家事コーディネーターの瀧本真奈美さんのケースをご紹介。日々の暮らしをラクにするためにやめたことと、新たに取り入れたものについて語ります。

瀧本さん宅
時短がかなう「家事の見直し」術
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食材をまとめ買いして時短。節約&食材ロス防止も

買い出し

「今日の献立はなににしよう?」「おトクなのはどれ?」などと考えながらの食材の買い出しは、かなり時間がかかってしまうもの。あるいは、慌てて買い物をして、うっかり必要なものを買い忘れてしまうことも。

そうならないように、食材はまとめ買いするようにしています。このスタイルに徐々に慣れてきて、現在買い出しは10日に1度が定着しました。買い出しの日には、産直市場に出向き、鮮度の高い野菜を中心に肉、魚、卵、大豆製品などを購入します。

食材を購入したら、下記のことを心がけています。
・冷凍庫を最大限活用
・野菜保存袋を使用
・食材から献立を決める

そうすると、食材をムダにすることもなく食べきることもできます。毎日買い物に行かないことで、かなりの時間の節約につながり、食費もグンと浮くようになりました。

季節の家事は「自分のペース」で行ってストレスフリー

そうじグッズ

年々、時間の流れが早く感じるようになっています。ハロウィンやクリスマス、お正月など「もうそんな時季なの? 早くない?」と、毎年思います。衣替えや年末の大そうじといった季節の家事や、部屋づくりをするタイミングもしかり。年中“やらなければいけないこと”に追われているような気持ちになります。

これまでは自分だけができていないような焦りを感じていましたが、結局は自分の家。衣替えも大そうじも「自分たちのペースで進んでいいのでは?」と思うようになりました。気力も体力も随分と落ちている今。焦りを捨て、自分の中の「よし、今日はやろう!」を待って家事をするようになりました。

ほったらかしOKの「せいろ蒸し」で副菜づくりがラクに

せいろ

献立を考えるとき、副菜は何にしようと悩むことが多くありました。調理時間がメイン料理より長くなる場合も。もっと簡単にしたいと考え「せいろ」を購入したところ、その悩みも労力も軽減されました。

野菜を切って並べて、蒸すだけで副菜が完成。調味料の出し入れも、味つけの確認も、鍋やフライパンを洗う作業も不要なのでとても便利です。また、せいろのまま食卓に出すので食器洗いも不要。見た目にも華やかになりとても気に入っています。

茹でる、煮る調理法よりも素材の甘さが引き立ちおいしく感じるので、日々種類を変えながら、副菜に迷ったら「蒸す」一択になりました。