いくつになっても「嫌な人」や「嫌なこと」への対処は難しいもの。ここでは元祖・節約主婦として知られ、カウンセラー・エッセイストとして活躍する若松美穂さんが、嫌な人や嫌な出来事への5つの対処法について教えてくれました。

心をラクにするコツ
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嫌な人や出来事から自分をラクにするコツ

大きなお休みも終わり、疲れが出るころではないでしょうか。私は普段、カウンセラー・カラーセラピストとして日々、みなさまからお話を伺っております。嫌なことがあったとき、嫌だなと感じる人がいるとき、みなさんはどうしていますか。

起きてしまった嫌な出来事がなくなるわけではないですし、自分も相手も、そう簡単には変わらないので、すぐの解決は難しい。でも、そのことに悩んだり、辛く苦しい状態から抜け出し、今より少しだけラクになるために、いくつかの方法があるように感じています。

1:嫌なものは嫌だと言ってみる

いや
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たとえば苦手な人ができたり、嫌なことが起きたとします。本当は嫌なのに、腹立たしいのに、「その人は悪い人ではないと思うのですが…」「だれかを嫌だと思う自分って?」とご自分を責める方がいらっしゃいます。

でもこれだけ多くの人がいたら、合わない人、上手くいかない人がいるのは当たり前。自分はなにもしていないのに、相手が困りごとを運んできて苦しめられる場合だってあります。

そんなときこそ、まずは自分の気持ちを素直に吐き出してみてはいかがでしょう。
「私、あの人は苦手」
「今はつき合いたくない」
「腹が立っちゃった」

もちろん、口にする場所と、言う相手は選んだ方がいいでしょう。

話せる相手がいないのならば、ひとりごとでもいい。たとえば入浴中。運転中。周囲に人がいない場所で自転車に乗りながら、森林浴をしながらのつぶやき。だれかを相手にしていないのなら、その言葉を耳にするのは自分だけです。伝聞で伝わることもありません。ただ気持ちを口に出すだけ。

心の中にため込んで、雪だるま式に怒りや腹立ちを大きくするのなら、変なところで爆発して後悔するのなら、小さく外に吐き出すことも悪くないと思います。

2:自分に共感する

可能ならもうワンステップ!

「そっか、私はあの人のこういうところが苦手なんだよね」
「今はつき合いたくないって思っているんだな。それも悪くない」
「あんなことがあったら腹も立つよね」と、自分で自分に共感してみる。

だれかに聞いてもらってもいいのですが、思ったとおりの返答が返ってくるとは限りません。それならば、『自分の欲しい答えを知っている自分』が、希望通りの答えを返してあげるのもひとつの方法です。

3:「今は」という考え方を取り入れる

散歩
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嫌な人、嫌なできごとには、嫌い、苦手、つき合いたくない、上手くいかないなど、いろいろあると思います。その前に「今は」をつけてみてはいかがでしょう。そうしたら少しだけ、ご自分を許してあげられるということはありませんか。

だれかを嫌いだと思う自分は「今だけ」。つき合いたくない自分も「今は」。だから、この後はわからない。決めなくてもいい。後のことは後で考えればいい。

ご自身の経験を振り返っても、過去のあのときと今の思いが異なることは少なくないはずです。「今のところ」という期間限定で考え、いつか「まぁ、それほどでもなくなったな」と思うときがきたら、そのときこそ意地を張らず、自分の気持ちに従って行動すればいいのです。