梅雨の季節が近づき、部屋干しにシフトしていく人も多いはず。部屋干しをする際の悩みは乾きづらさやにおいの心配…。普段から部屋干しをすることが多いという、整理収納アドバイザーで50代60代の暮らしに関する著書を持つ原田さよさんに、部屋干しの際に心がけていることについて語ってもらいました。
すべての画像を見る(全4枚)場所を取らない。部屋干しに便利なアイテム
真夏を除き、なにかの花粉に反応してくしゃみが出てしまう私は、梅雨のときはもちろん、洗濯は年じゅう部屋干しが中心です。家にある洗濯乾燥機の機能は、前に使っていたものより格段に上がっているのですが、電気代が気になるため洗濯から完全に乾燥させるまで使うことはめったにありません。
ちなみに、わが家の浴室には乾燥機能がありません。洗面脱衣室も狭く、そこに干すのも難しいため、もっぱらリビングと2階の1室を室内干しのために使っています。
部屋干しアイテムに使っているのが、「室内物干しワイヤー pid4m」です。これは使わないときシュルシュルとワイヤーを収納できる優れもの。わが家のように狭い家には大助かりのアイテムなので、1階と2階に設置しています。
森田アルミ工業 室内物干し ワイヤーpid 4m (ピッドヨンエム) 部屋干し 洗濯物干し 伸縮可能 最長4m 最大荷重10kg SUS304ステンレス ホワイト
部屋干しはどうしても外よりも乾きづらさが気になるので、すっきり乾かすためにも、次に紹介する3つのことを意識しています。
1:洗濯物同士がくっつかない干し方をする
まずは、乾きやすくするためにも洗濯物同士がなるべくくっつかないようにして干しています。厚手のタオルなら、パラソルハンガーの複数の足を使って1枚かけ、なるべくくっつかないようにします。
なお、私は昔からパラソルハンガーを愛用しています。風を受けるとクルクル回り、洗濯物が乾きやすくなるからです。賃貸住宅に住んでいた頃はスタンド式で上下にパラソルハンガーがついているものを使っていましたが、今は持ち運びがラクな単体のものを使っています。室内干しで使うので日焼けによる劣化を心配しなくていいため、プラスチック製の軽いパラソルハンガーでOK。この点もラクちんです。
2:一度に洗う量を少なくする
洗濯物同士がくっつかないようにといっても、狭いわが家ではスペースに限界があるので、1回あたりの洗濯物の量も多くならないようにしています。効率が悪くても、汚れが多いものを先に洗濯し、それ以外のものは次へ回すというようにしています。
子どもたちが学齢期だった頃はなるべく1度にたくさん洗っていましたが、夫と義母と私のシニア3人暮らしの今は、先に洗ったものがちゃんと乾いてから次のを洗ってよし、としています。
リビングでは夫と義母の洗濯物を中心に干し、2階の和室には私のものを干しています。画像の室内物干しワイヤーの位置が中途半端なのは、以前そこに子どもたちのタンスや学習机などを置いていたからです。
タンスも学習机も中身を整理してから処分したので、この部屋は部屋干ししやすくなっています。