「食器が多いこと」でキッチン収納がパンパンになり、悩んでいる人も多いのでは。ここでは、大好きな食器を半分まで減らしたライフオーガナイザーの尾花美奈子さんに、減らすコツについて教えていただきました。
すべての画像を見る(全3枚)つい買ってしまう食器。使っていない食器が見直しのきっかけに
ついつい買っては増えてしまうもののひとつである食器。収納に困っていませんか? 「大量にあって出し入れがしづらい」「減らそうにもどれも手放しづらくて減らせない」といったことはありませんか?
私も見た目が気に入った食器をすぐ買ったり、雑誌などでステキな食卓を見てはマネをするように買っていた時期があったのですが、今は当時より半分ほどの数に減っています。減らしたきっかけは、使っていない食器があることに気づいて見直しの必要性を感じたことでした。
見た目が気に入っている食器は手放しづらい
見た目重視で買っていたので、数多くある食器たちの中には、使ってみると使い勝手があまりよくないものもあり、自然と使わなくなっていました。
頭では「使わないなら捨てた方がいい。スッキリするし」とわかっていたのですが、気に入って買ったものだから手放しづらいという感情があったのです。
そこで、少ないもので暮らす人たちのSNSを参考に見てみると、ごはんやおかずを盛りつける白いワンプレートと、汁物を入れるお椀ぐらいしか持っていない方が多いようでした。
「減らすこと」を手放す目的としない。心の満足度まで減らさない
和食器がいくつも並ぶ光景にあこがれている私には、そこまで食器を減らしてしまうと、心の満足度が減ってしまうと思いました。いくら洗い物がラクになるとしても、また収納スペースにあきができるとしても、同じようにすることはできません。
ただ「和食器がいくつも並ぶ光景」という自分軸がわかり、そこへ「使い勝手」と「用途に合った必要数」を考慮して見直せばいいという方向性ができました。