50代は、老後に備えて暮らしを小さくしませんか。普段から少ないもので暮らすのは、50代の夫婦ふたりで暮らすミニマリストの本多めぐさん。ここでは、10年かけて様々なものを手放してきた本多さんが、「逆に捨てないもの」について教えてくれました。
すべての画像を見る(全3枚)1:炊飯器とトースター。老後は夫も使い慣れた家電を
たとえ、一般のご家庭では手放すものであっても、わが家にとっては必要なものは持ち続けます。
炊飯器とトースターは、シンプルライフをされている方は手放すことも多いキッチン家電。でも50代夫婦2人暮らしのわが家にとっては、将来を見据えて手放さないままでいます。
正直、自分ひとりなら鍋でご飯を炊いたり、フライパンでパンを焼けるので、家電を減らしたいところ。でも将来、夫と家事シェアすることを考えると、相手のために当たり前にある家電を減らすと不便ですよね。家事初心者の夫に鍋でご飯を炊くのを強要するのは申し訳ないですし、そのせいで自炊をしてくれなくなるかもしれません。
また、この先体力が落ちたり体調不良になったときに、自動的に主食のご飯やトーストを準備できる家電は助けになると思うのです。したがって、今はなくても大丈夫ですが、将来を考えてこの2つは持ち続けます。
2:特別な日用のグラス。コップよりも非日常感
使う頻度は低いけれど、ワイングラスのような「特別な日用のグラス」を持ち続けています。食器はこだわりがなくて、基本的に割れない食器で無地のものばかり。でも、たまに夫婦でお酒を楽しみたいとき用に、このグラスだけは残してあります。
特別な日を演出してくれるものは、夫婦ふたり暮らしに必要だと思ったので、使う頻度は低く場所も取りますがこれは手放しません。普段のコップにお酒を注ぐのはちょっと盛り下がる感があります。なので、こちらはやっぱり自分にとって必需品なのです。