捨てられないタイプの無理のない手放し方とは?

交換会
不要になった物を近所の人や友達と交換することも
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捨てられない私だったが、こつこつと減らすことをがんばりはじめた。ただし、一朝一夕にはいかないですよ。間違っても、数日で全部屋をひっくり返すという荒療治をしては駄目。今日は、この引き出しだけ。今日は靴下だけ、今日は文房具だけと、一日30分と決めてコツコツ整理してみるのがいいと思う。

あけたが最後、物は想像以上に出てくる。しかも、いろんな思い出を吸って岩のようになっているから、そう簡単に捨てられるわけがない。それらと向き合うのは、気持ち的にもとても疲れるものだ。だから、小さなエリアごとにコツコツと進めるのが鉄則だ。

手放してもよいものや、リサイクルできそうなものを、ひとまずはダンボールに押し込む。よく使ったタオルは、手のひらサイズにカットし、妹の赤ちゃんのお尻ふきに。このタオル布をぬるま湯にひたしてお尻をふき、そのまま捨ててもらう。

着なくなったシャツとかセーターは、育ち盛りの甥っ子たちに写真を送り、見てもらってから、実家に帰るタイミングで持ち帰る。

そして、姉とともに「ええやん! 似合ってる」と褒めまくれば、着てくれるようになってきた(本当に私とサイズがぴったりなのだ)。

これからどんどんこだわりが出てくるだろうから、いつまで着てくれるかはわからないけど、20代の頃に下北の古着屋で買ったシャツやジャージを姉の子が着てくれるのはうれしい。

買わずに物を交換し合う、レンタルという手も

ぶつぶつ交換会
実家のガレージで行った物物交換会

同じように、最近は読み終わってずっと開いてない本を、甥や姪に渡すようになった。本だけは全部置いときたいと思っていたけど、子どもたちが読んだ方が血肉になって本が役に立つと思ったからだった。児童書や絵本、中高生が読むのにぴったりな本をセレクトして持ち帰り、押しつけるでもなく、こんなのもあるよーと手渡してみる。

近所の大学生にも数冊貸している。中学時代、CDや本を貸し借りしたように、すべてを買わずに交換し合う文化もいいなあと思う。

貸し借りといえば、最近は服もレンタルの時代なんですね。サブスクで月額いくらかを払って、ネットで選んだ好きな服を借り、着終わったら返すというサービスがあるそう。

身にまとうものをレンタルというのは驚きだったけれど、いろんなのを手軽に着られるのは楽しそう。思春期にこのシステムがあったら私もやっていただろうなあ。気に入ったものは購入できるそうだ。

そんなわけで、私の片づけはあと何年かかるかなあ。やれそうなところから少しずつ、家から物を出していきたいと思う。

 

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