どうしても取りたい黒カビには「塩素系漂白剤」

塩素
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衣類用の塩素系漂白剤は、繊維まで脱色するので真っ白なカーテンにのみ使えます。アイボリーや生成りの生地には使えません。

短時間でカビ取りできるというメリットがありますが、その分生地が傷むので、黒カビをどうしても取りたいときに使います。

繊維を痛めすぎないよう、つけおき時間やつけおき液の濃度は説明書通り正しく使いましょう。脱色作用があるので、つけおき液の周囲への飛び散りにも注意。

つけおき

(1) 水2Lにキャップ1杯の塩素系漂白剤を入れ、つけおき液をつくります(今回は、ハイターを使用)。

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(2) 洗濯ネットに入れたカーテンをつけおき液に浸します。約30分つけおきし、カビが落ちたのを確認したら、つけおき液を軽くすすぎます(最大2時間)。

(3) 洗濯機で通常通り洗濯します。「デリケート」「クリーニング」コースを洗濯して、脱水も1分以内にします。

(4) フックをつけてカーテンレールに戻し、窓をあけて乾かします。生地が重たいドレープカーテンは竿で陰干ししてから戻します。

ビフォー
<Before>

黒カビが見えます。

アフター
<After>

全体的にあった黒い広範囲のカビが短時間で落とせました。洗濯後はほんの少し塩素の香りが残りますが、乾くとなくなります。真っ白なカーテンの場合、塩素系漂白剤を使うと短時間で落とせて効率的ですね。

カーテンを洗濯すると洗濯液が真っ黒になり、思っていた以上に汚れていたことに気がつきます。洗濯後は濡れた状態で再びカーテンレールにつけるので、窓回りの汚れを吸着しやすいです。洗濯中に窓ガラスやサッシレールを掃除しておくと、汚れが付着するのを防げます。

洗濯後はカーテンがワントーン明るくなり、部屋全体も清々しくなります。窓回りの嫌なにおいもなくなるので、天気のよい日にぜひカーテンを洗濯してみてください。