年齢を重ねるたびに、大きな片づけはおっくうになってしまうもの。片づけをする絶好の機会は、大型連休です。50代60代の暮らしについての著書を持ち、整理収納アドバイザーの原田さよさんは、「GW(ゴールデンウィーク)などの連休は、家族の協力を得ながら片づけをするのがおすすめ」と語ります。とくにこの機会に片づけておきたい場所を教えてくれました。
すべての画像を見る(全5枚)GWこそ大々的な「片づけ」に最適な理由
今日は、捨てるのが苦手だった私がGWなどの大型連休を利用して片づけてきた場所・ものについて紹介します。
せっかくの大型連休なのに、片づけよりほかの予定を入れたいと思う人もいるかもしれません。でもGWの期間は、大物の処分や迷っていたものの整理にはもってこいなのです。その理由は、汗をダラダラかくほど暑くはなくカラッとしているうえに、連休なので家族の協力も得やすいからです。ひとりでできない場所を片づける際は、ぜひ家族で予定をあわせて一気にすすめてください。
GWの片づけに向いているのは「物置き」の中
GWの片づけに向いているのは、使わなくなっている家具などの大物や、この冬に着なかった服の処分、押入れや納戸など後回しにしがちな収納スペース、物置きのなかです。
いちばんのおすすめは、外にある物置きの整理です。わが家は家の外壁に入り口がある階段下の物置きを、連休を利用して片づけたことがあります。夫に予定を聞いて一緒に整理し、かなりすっきりしました。
こういうタイプの物置きには、頻繁には使わないけれど、たまに出番が出てくるものもあるはず。ところが、いざ久しぶりに出してみると、もう何年も使っていないものや、もはや物置きにしまったことさえ忘れてしまっているものも数多くありました。「そろそろ整理しないと…」と思っている人は、動きやすいこの連休がチャンスです。
物置きのなかに置きっぱなしになりがちなもの
物置きの入れっぱなしなものと言えば、カー用品、自転車関連のもの、アウトドア用品、工具・DIY用具、ガーデニング用品などではないでしょうか? わが家の狭い物置にあったのは、これらのものでした。工具とカー用品は今も夫が使っていますが、それ以外のものは、物置きに入れたあと、ほんの数年使っていただけでした。
振り返ればアウトドア用品を頻繁に使っていたのは、子どもたちが小学生で私たち夫婦が30代後半くらいまで。車に積んであちこち出かけ、車中泊をする元気もまだあった頃です。ガーデニングにも一時ハマってたくさんグッズを集めて楽しみましたが、だんだん飽きてしまって放置するようになりました。50代でそれらを物置きから出して見直したとき、私にも夫にももう続けられないと思い、手放すことにしました。
みなさんのお宅の物置きにも、そういうものが眠っているかもしれません。わが家は処分してしまいましたが、もし昔楽しんでいたものを久しぶりに出してやる気がまた出てきたなら、ぜひしまいこまずに活用してほしいです。
ガーデニング用品に関して言えば、植え替えで出た古い土が残っているなら、そのまま自治体のごみ回収には出せない場合が多いので注意してください。ホームセンターの一部では、古い土を回収してくれるようですが、家に庭があればそこへ撒くのがいいですね。