夫婦間の金銭感覚のギャップは、喧嘩やモヤモヤのもとになりがち。
ESSE読者に調査したところ、「節約しているのに、夫はまったく気にしない」という声や、「正直、給料の額に不満」という声も挙がりました。

ここでは夫婦問題カウンセラーとして約7000人のカウンセリングを行う高草木陽光さんと、ワインバーの店主で執筆活動も行う林伸次さんに、夫婦のお金に関する悩みにアドバイスしてもらいました。

貯金箱
夫婦間のお金のモヤモヤ。解決策は?(写真はイメージです)

夫婦のモヤモヤ:お金のことがすっきりしない! 解決策は?

・2人の給料の額が変わらないのに、こづかいは夫5万円、私は1万5000円。それでも文句を言われる!(宮城県44歳、結婚17年目)

・私はコツコツ節約しているのに、夫は気にせず使うのが許せない。(千葉県36歳、結婚8年目)

・夫は転職が多く、給料も私より少ない。お互いにフルタイムの仕事に加えてアルバイトもしていますが、今後教育費もかかるし、お金のことが不安です。(岐阜県39歳、結婚14年目)

●高草木陽光さんのアドバイス

お金のことを話すときは、家計の収支や貯蓄状況、将来必要なお金など、具体的に数字にして見せて。「節約して!」の言葉だけでは、理解されにくいものです。

また、お互い精いっぱい働いているのに、不安を感じている人も多いもの。どうにもならないことに不満をもつより、学費は奨学金を借りるなど、無理のない将来設計を夫婦で話し合い、気持ちに余裕をもつことも大切です。

・女性はとかく心配しがち。無理のない将来設計を ・現状あるお金を見せながら話す工夫を

●林伸次さんのアドバイス

お金のことでモヤッとしたら、家計の流れを再確認。こづかいは妻の方が少なくても、生活費のなかで好きな雑貨を買っていたりするかもしれません。

ただ、これは僕の持論ですが、家計管理は妻が一括でやった方が夫婦関係はうまくいく。こづかい制で夫が月いくら使っているか把握していれば、浮気もできません。

・家計のなかに妻のこづかいが潜んでいることも ・家計は妻が握った方がうまくいく!