料理の後片づけをラクにするワザを紹介。洗い物が減る、フライパンの汚れ落としがラクになる…とさまざまなメリットが。どのワザも簡単に実践できます。教えてくれたのは、家事代行サービスで料理づくりのスタッフとしてトップクラスの人気を誇る田部(たなべ)和美さんです。

田部和美さん
田部和美さん
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1:ハンバーグはボウルを使わず「フライパンだけ」でつくる

田部さんは、「料理という家事をラクにするためには、調理中や配膳でひと工夫。片づけが減り、疲れにくくなるのでおすすめです」と言います。

ハンバーグの材料
ハンバーグの材料をボウルではなく、あえてフライパンへ

ハンバーグを手づくりすると、ボウルに残ったひき肉の脂や卵を洗い落とすのが大変。そこで田部さんは、ボウルを使わずフライパンだけでハンバーグをつくってしまいます。フライパンに材料を全部入れ、混ぜ、成型し、そのまま焼いてしまえばOK。

ハンバーグ

油を入れて、火を通します。フライパンの周りに残ったお肉や卵がすべて溶けます。

「フライパンの周囲に残ったお肉の脂や卵なども、火にかけると全部溶けて味になります。ぜひやってほしいです。洗い物が少なくなるだけでなく、材料もとことん使いきれますよ」

2:回鍋肉は「重ね蒸し」。手間なしでおいしい

重ね蒸しでつくった回鍋肉
重ね蒸しでつくった回鍋肉

回鍋肉など、フライパンにキャベツを入れる料理は、ポロポロこぼれ落ちるなどちょっと大変。材料を多く入れると、混ぜ続けるのもひと苦労です。田部さんは、それらを解消するために、炒めるのではなく重ね蒸しをする方法に。

「材料を重ね、蒸して全体に火を通します。最後にタレを入れて、混ぜて終わりです。おいしいですよ。重ね蒸しをすると、キャベツのカサが大きく減るので混ぜやすくなります。こぼれにくいので台所を汚しにくくなるので、掃除もラクです」

3:パーティでは、「具材を選ぶ」メニューを用意

キッチン

大人数が集まるホームパーティでは、余った料理の片づけが悩みの種になることも。そこで田部さんは、各自がお気に入りの具材を選んで食べることができるトルティーヤや手巻き寿司を準備します。残り物が出ることも少なくなり、片づけが簡単になります。

「食材を安易に混ぜないところがポイントです。そうすれば、個人が好きな食材だけを食べることができます。さらに残った食材も捨てることなく、次の食事に活用しやすくなります」