音を立てない、お皿を持ち上げない、味を加えない

食事
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スペインでは、すすったり音を立てて食べることは好まれず、お皿を持ち上げすることもNG。お皿に口元が当たることもいけません。また、でき上がった料理にほかの調味料や塩コショウを加えるのも失礼にあたります。

なお、食事時間をゆっくり楽しみたいスペイン人にとって、次々料理が置かれるのは急かされた思いになるようです。そのため、テーブルの料理が食べ終わらないと次の料理が運ばれてこないことが多いです。料理をすべて食べきることはマナー違反ではなく、全部食べて「おいしかった! お腹いっぱい!」とはっきり伝えると喜んでもらえます。

会計はずっとこない

店内

会計を依頼していないのに、お店側からテーブルに伝票を置かれることはありません。「早く帰って!」と思われるのを避け「いつまでもゆっくりして欲しい」と思ってもらうためです。

客側からウエイターへ「ラ・クエンタ・ポルファボール(お勘定をお願いします)」 と伝えることで、はじめて伝票がもらえます。店員と目が合ったときに、片手でサインをするような仕草でも伝わります。支払いはテーブルで行われることが多く、基本的には現金払いでもカード払いでも可能。割り勘も快く対応してくれます。

チップはどうする?

スペインのチップは義務ではなく、模範的なサービスを感じたときだけでよいと言われています。一般的なカフェやバルでチップを渡すことはあまりなく、特別に対応してもらったときや、迷惑をかけてしまったとき、高級レストランのサービスに対しては、料金の5%~10%程度のチップを置くことがあります。

金額も渡し方も慣れるまで悩んでしまいますが、細かなお釣りをそのままテーブルに残しておいたり、ポケットにコインがあったら数枚を置いて退席する程度で十分と思われています。

スペインの食事風景

スペインの人たちは、ウエイターとの会話、並んでいた前後の人との会話、たまたま隣に座った人たちとの会話を楽しみ、食事どきに接点をもったすべての人たちへと好意的にふるまうことがいちばんのマナーとも言われています。

スペイン人ならではの人懐っこさが感じられる食事時間は、スペインをより一層魅力的に感じるひと時です。

 

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