作家・作詞家として活躍する高橋久美子さんによる暮らしのエッセー。カレーをつくりすぎた日、悩ましいのが翌日以降の食べ方です。高橋さんが、飽きないために実践しているレシピについてつづってくれました。

高橋久美子
高橋久美子さん
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第119回「カレー七変化!」

野菜が家にたっぷりあったので、大量のカレーを作った。何種類かのスパイスやショウガを油でよく炒めて、そこに、ニンジン、タマネギ、ジャガイモに、カブを入れて、鶏ガラスープと煮込んでいく。そして、半分はハンドミキサーでつぶして、半分は固形のままで残す。

うんまい! その日の気分や、家にある野菜でカレーの味は変わっていく。トマト缶を入れて煮込むこともあるし、ひき肉や、豆を入れたりも。つまり、スパイスと一緒に煮込んでしまえば、なんでもカレーになっちゃうのだ。

その国や家庭で、味も盛りつけも異なるカレーは、簡単で奥深く、正解のない食べ物だなと思う。

しかし、たくさんに作りすぎた。おいしいけど、3回食べたらそろそろ飽きてきたわ。

翌日はやっぱり定番カレーうどん

カレーうどん
鴨肉カレーうどんにしました!

翌日の昼、定番のカレーうどんにしよう、ということになる。それがええ。それがええ。小鍋にお湯を沸かしまして、たっぷりの鰹節を入れて出汁をとり、そこにお醤油を混ぜ混ぜ。塩梅をみながら、出汁を昨日のカレーと合わせ、ぶくぶくと沸かしたところへ、水溶き片栗粉を回し入れる。これで、とろみがついた。

出汁醤油のいい香りと、カレーのスパイスが混ざり合って、これはたまらないねえ! つやつやに輝くうどんを丼に盛ると、出汁カレーを麺が隠れるくらいたっぷりとかけてやる。

うまい! うますぎる! この和風味がカレーに加わることで、インドと日本の素晴らしいハーモニーが奏でられる。

さて、3日目である。出汁カレーはしっかりまだ残っている。むしろ、出汁を加えたことで、増えた気さえする。今日は、これをご飯にかけて食べるのさ。ありです、これも十分ありなんです。うどんで美味しいということは、この出汁カレーはあったかご飯にかけても最高においしいのですよ。カレー丼ですね。