●最初は鉛筆でなぞるのがおすすめ

それでは、絵獅匡さんが実際に「なぞり龍」を描く過程を画像と動画で見せてもらいましょう!

なぞり龍のプロセス
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「今回は、令和6年能登半島地震の復興への願いを込めて『癒やし龍』を選んでみました。練習も兼ねてできるように、上からトレーシングペーパーを乗せて描いてみます。こうすれば何回も描くことができますよね。まずは顔から描いていきましょう」

なぞり龍のプロセス

「やわらかい雰囲気にしようと思いますので、やわらかい鉛筆でなぞっていきます。手元に4Bの鉛筆があったので描いてみましたが、ちょっと柔らかすぎるのでBくらいがいいのかもしれません。鉛筆なので、線が気に入らないときは消しゴムで消せます。慣れてきたらペンや筆ペンで書くといいでしょう」

●色をつけて仕上げ

なぞり龍のプロセス

「雲は龍を目立たせるように、今回は色鉛筆の水色で描いていきます。雲をブルーにしたら色を入れたくなりました。雲と雲が重なるところから薄いブルーで色を入れていき、境目のところは濃いブルーで塗っていきます」

なぞり龍のプロセス

「龍の本体は、災害で暗くなる気持ちを払拭すべく、癒やしをイメージさせる明るい色でまとめてみようと思い、暖色系にします。左から光が当たっているのを想像して、まず黄色で塗ります。オレンジ、ピンクを重ねていきやわらかい雰囲気に。雲の上の方も黄色を入れてみると、光の感じが出てきますね」

「なぞり龍」は、トレーシングペーパーでも、気になる龍のお手本のページをコピーしてなぞっても大丈夫だとか。

「大切なのは、自分自身の心を見つめながら描くことです。今の自分がどんな気持ちなのか、どんな場面に直面しているか。自分の内面に問いかけながら、それぞれの龍をなぞってみてください。そうすればきっと、龍の不思議な力を引き寄せられるはずです。そして、そのときにあった出来事、誰かへの想いなど、なんでもいいから『ありがとう』と呟いてみてください。そうすれば、きっと天の龍があなたの願いに耳を傾けてくれるはずです」

 

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