大切な家族が自分のことを忘れてしまったら、あなたはどうしますか?

現在、漫画家の吉田いらこさんが「ある日突然、45歳の夫が若年性認知症と診断された」闘病セミフィクション『夫がわたしを忘れる日まで』(KADOKAWA刊)が話題になっています。若年性認知症と向き合う家族の3年間を描いた話題作を、短期集中で特別掲載します。

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『夫がわたしを忘れる日まで』第8話<試し読み>

夫・翔太の物忘れが増えたことを最初は気にとめていなかった本作の主人公・佐藤彩。しかし、ある日決定的な出来事が起きたことで、病院へ連れて行くことに。

そこで医師から言い渡されたのは、夫はいずれ時間や場所の感覚がなくなり、家族の顔でさえわからなくなる病「若年性認知症」であるという残酷な宣告。なんとか前を向こうとする彩でしたが、病状が悪化するにつれて夫は知らない一面を見せるようになっていきます。

今回は、若年性認知症と診断されたあとのお話。つらい事実を受け入れきれないながらも、夫に前向きな言葉をかけますが…。

前回のお話はこちら

45歳で「アルツハイマー型認知症」になった夫。いずれ家族の顔も分からなくなると言われ…<『夫がわたしを忘れる日まで』第7話>
登場人物
『夫がわたしを忘れる日まで』(KADOKAWA)より ※以下同
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