不用品の判断や手放す作業を、効率よく行えたらうれしいですよね。整理収納アドバイザーの三條凛花さんに、散らかっているキッチンによくあるもの3つと、捨て方のポイントを紹介してもらいました。
不要なものなのに“捨てられない”理由
すべての画像を見る(全8枚)“捨てる”作業って、ものすごく疲れませんか? それは、たくさんのものを必要か不要か判断していくことや、「大事にできなかった」という罪悪感が生まれてしまうことが理由です。そこで、キッチンにたまりがちなものを例に、捨てどきのチェックポイントをお伝えします。
冷蔵庫に眠っている「食べきれなかった常備菜」
古くなった常備菜を捨てるのが億劫なのは2つの理由からだと私は考えています。
ひとつは、食べものを捨てるという「罪悪感」。そしてもうひとつは、傷んでしまったものを見たり触ったりすることへの「忌避感」です。
そのままにしておくと冷蔵庫のスペースがどんどん減ります。すると使いにくくなり、さらなる「傷んだ常備菜」が生まれることに。
傷んだ食品に触れるのが嫌な人は、100円ショップやドラッグストアで買える「自立式水切りカゴ」を利用しましょう。いろいろな種類があり、紙袋タイプのものは立てて置いておけます。
ここに傷んだ常備菜を強めの流水で流し込めば、触れずに処分することができますよ。
常備菜は「傷んでいる」というだけで捨てる理由になります!
思い出もあって捨てられない「古い子ども用食器」
プラスチック製で壊れにくい子ども用食器。子どもが成長したあともそのまま置いていませんか? 活用方法をいくつか紹介します。
●掃除用洗剤の調合
重曹ペーストなど掃除用洗剤を混ぜるときの専用皿として使ってみます。
●花がら入れ
ガーデニングをしている人は、屋外で花がら摘みをするときの一時的な入れ物にするのはどうでしょう? スーパーでもらってくる透明ポリ袋を上からかければ、捨てるのも簡単です。
●絵の具の受け皿
絵を描く人は、絵の具の受け皿として使ってもいいかもしれません。
ここであげた3つのほかに、自分の困りごとと紐づけてみてください。こうした活用法がも思いつかない場合は、潔く処分するのがおすすめです。
ほかにも、特別な思い入れがないもの、小さい子どもが家に来る予定がなければ処分を検討したほうがいいかもしれません。