カフェみたいにおしゃれで、家事もラクにできるキッチンを手に入れたい。そんな欲張りな希望をかなえた事例を紹介します。4年前に地元工務店で注文住宅を建てた日刊住まいライターは、キッチン部分を木の下がり天井&汚れが目立たない黒の壁紙で演出。通路幅は120㎝とって、広々調理しやすい環境も手に入れました。収納たっぷりで作業机にもなる、幅30㎝のパントリーもあります。
すべての画像を見る(全11枚)デザイン性を重視してカフェのような家にしたい
筆者は夫とふたり暮らし。ともに30代です。4年ほど前に地元工務店で、延床面積35坪の2階建ての家を建てました。
カフェやバーのような家に憧れていた筆者。キッチンを考えるときも、機能面よりもデザイン性を重視しました。とはいえ、機能面でも「これを採用してよかった」と思っています。さっそく紹介しましょう。
キッチンの木の下がり天井がLDKの顔に
キッチンの天井は、木の下がり天井にしました。理由は、シンプルなデザインで、カフェのような雰囲気を出したいと思ったからです。
しかし、工務店や大工さんには反対されました。どうやらその工務店では、下げ天井の施工例がなかったようで「せっかく天井を高くしてるのに、なぜ下げる必要があるのか?」と言われました。
その反対を突っぱねて、どうしてもやってほしいと依頼。できあがったキッチンを見ると、筆者の理想どおりのかっこいい仕上がりに。うちにやってくるゲストにも「カフェみたい」と言ってもらえるキッチンになりました。
もともとLDKには、耐震の問題で、ダイニングの位置に柱を入れる必要がありました。そこで、この柱の位置に合わせて、下がり天井の範囲を決定。
工務店の担当者からは、「柱がむき出しになるけど、それでもいいか?」と言われました。しかし、写真のように柱が天井の木ともいい感じでなじんでいて、かえってよかったのではと思っています。
柱と下げ天井が、わが家のLDKにインパクトを与えてくれ、空間の「顔」のような存在になりました。