すっきりと片づけてスムーズな暮らしを送りたい…と思いながらも、ものが多くてなかなか片づかないといった悩みを抱える人も多いですよね。整理収納アドバイザーとして片づけサポートを行っているおくむらまいこさんが、「片づかない家にありがちなもの」について教えてくれました。

部屋のなか
おくむらさんのすっきりと片づいたご自宅
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1:使っていない便利グッズ

便利グッズ

あったら便利かも…と考えて購入しがちな便利グッズ。100円ショップで買えるような小さなものから、収納スペースを必要とする大きなものまでさまざまです。

確かに「便利グッズ」という名の通り、使えば便利なものが多いのは事実。しかし、それらを購入したからといって、上手に使いこなせるかはまた別の話です。

便利グッズをたくさん持って、それぞれ必要なときに活躍させられればいいですが、多くのものを上手に使いこなすのは意外とテクニックのいること。数回使っただけで、そのあとはしまい込んだままになっている…という人も多いはずです。

とくに100円ショップの便利グッズは、安いから使ってみようとあまり考えずに購入していることも。そのため、数回使ったら満足しがち。そうやって使っていない便利グッズがたまっていくことも少なくありません。使いこなせなければ、便利グッズとはいえ不要なものと同じです。

使っていない便利グッズをしまい込んでおくよりも、手放して収納スペースに余裕を持たせた方が、家事もスムーズに進むはず。使ってない便利グッズは捨ててしまってOKです。

 

2:使いかけになったままの掃除用洗剤

掃除用洗剤

「片づけたい」と同時に「掃除したい」と思うのはよくあること。そのような理由から、片づかない家には掃除グッズが多くあることも。

ネットでおすすめされていた掃除グッズや、ドラッグストアで見かけた掃除用洗剤など。あったら掃除がはかどりそうという気持ちで購入しますが、買ったことで満足してしまい、実際に使うことがないままになっていることも少なくありません。

とくに掃除用洗剤は、〇〇用や△△用などと用途別に購入し、上手に使い分けることができずに持て余しているパターンも多く、使いかけのものがいくつもある状態になりがちです。使いかけの掃除用洗剤は、消耗品のため片づけの際に整理する対象にもなりにくく、気づくと必要以上にため込んでいます。

掃除用洗剤は〇〇用や△△用とあっても、成分が同じならば使い分ける必要はありません。基本的な洗剤を揃えて使い回せば、家中のほとんどの掃除がカバーできるはずです。

使いかけのまま活用できていない掃除用洗剤は、捨ててしまってOK。厳選した掃除グッズだけを持つようにすれば、収納スペースがすっきりするだけでなく、ムダな買い物も減らせます。