ふたりの子どもを育てながら、団地ですっきり暮らしを楽しむmarco(マルコ)さん。心地よく暮らすためのテクニックやマインドを投稿したインスタグラムも人気で、フォロワーは1.7万人です。今では少ないものの量ですっきりとシンプルに暮らしていますが、引っ越した直後はもっとたくさんのものがあったと言います。上手な手放し方について教えてもらいました。
片づけをしてみたら、ゴミ袋8個分になりました
ものであふれた家では、安心して快適に暮らすことができないし、自分自身の気も休まりません。さらに、子どもたちが友だちを家に呼ぶこともはばかられるようでは困ると思ったmarco(マルコ)さんは、家族3人が快適に暮らすために“今あるものの量を調整する”ことにしたそうです。
すべての画像を見る(全8枚)「もともとそんなにものを持っている方ではないと思っていたものの、いざ処分を始めてみると、ゴミ袋8個分ものいらないものが出てきて驚きました」
ものの最適な量がわかる3つのルール
marcoさんがものの要不要を決めるときに最も意識したのは、お気に入りのものだけに厳選することと、家の収納力を把握することでした。
(1)今の収納スペースに入る分だけ
「スッキリと暮らすために、収納力を上げる収納グッズ類は買いません。ものの量に家の収納力を合わせるのではなく、家の収納力にものの量を合わせることを意識しています。『いつかは使うかも』というような使用時期が曖昧なものも処分しました」
(2)押し入れをしっかり活用する
「わが家には押し入れがあるので、上下段ともに活用しきることを意識します。躍起になって、ものを処分するのではなく、使える収納スペースはしっかりと活用しています。たとえば子どもたちの工作類や家族のオフシーズンの服などは、使用頻度の低いものを収納する場所として適している押し入れの上の段を使っています」
「ただ、押し入れはクローゼットよりも収納力があるので、入れようと思えばたくさんものを入れることができます。うっかりためこみすぎると処分が大変になるので、ものの量は自分の管理キャパを越さない程度にとどめるよう定期的な見直しが必要ですね」
(3)重点を置く家事を決める
「仕事と普段の家事、子育てをしながら完璧に家事を行うのは現実的ではありません。そのため、自分の中でどの家事をどこまでやるかの折り合いをつけることにしました」
「私は水まわりが汚れているのが嫌なので、そのあたりの掃除はしっかり行いますが、たとえば調味料類を置く棚まで清潔に保つところまでは手がまわりません。鍋やフライパンなどの調理器具も同様です。だから調味料ラックなどは置かずにそのまま直置きでコンロ下に収納することにしました。
自分が無理をしないラインはどこなのかを知ること、苦手なことやボーダーラインを把握することも大切だと思いました」