地震や自然災害が多い日本。「普段の片づけさえままならないのに、防災対策なんて万全にはできない…」「被災時に大切な家族を守れるだろうか…」と不安になっていませんか? 市役所職員時代に長年に渡って避難所の運営などの災害対応を経験してきたESSEフレンズエディターの名倉永利子さんが、役立つ情報をレポートします。

ポケットつきのベストで防災対策!

防災リュックを自宅に備えている方は多いはず。しかし、買っただけで満足している方や、ものを詰め込みすぎてリュックの点検が面倒になっている方には、ポケットつきベストを備えておくことをおすすめします。

黒い防災用ベスト

わが家で使っているベストは、大小8つのポケットが前についたもの。こちらは2000円程度で購入しました。防災専用に売られているものではなく、ワークマンや釣り具屋さんなどでも似たものが手に入ります。リーズナブルなものでOK。

各ポケットには、緊急時に持ち出したいものだけを入れておきます。

メリットだらけの防災ベスト

黒い防災用ベストを着用した様子
すべての画像を見る(全2枚)

ベストのいいところは、リュックと違ってガサゴソと探す手間がなく、入れたものがサッと取り出しやすい点です。その上、普段の収納スペースも取りません。

また、着の身着のままでの避難時や避難生活でも、ベストを服の上から着ることによって体のラインも隠せるので、とくに女性におすすめです。

入れるものに正解はなし! 自分の基準で選ぼう

ポンチョ型のレインコート、モバイル充電器、乾電池、軽食、マスク、ウェットティッシュ、軍手など

ポケットの中には、ポンチョ型のレインコート、モバイル充電器、乾電池、軽食、マスク、ウェットティッシュ、軍手などを入れています。

なにを入れたらいいのかは、地域や家族構成などにより変わります。絶対にこうしなければいけないという正解はないので、家族全員で一度話し合ってみるのもいいですね。

ESSEフレンズエディターの記事をもっと読む