いよいよ今年ももうわずかとなってきました。大掃除をしている最中の人もこれから始める人もいるのではないでしょうか? 少しでもすっきりと新年を迎えるために捨てておきたいものとは? 50代60代の暮らしについて発信する整理収納アドバイザーの原田さよさんに、教えてもらいました。

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リビングダイニング
人が集まる部分だけでもすっきりさせておきたいものです(※写真はイメージです、以下同)
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まだ間に合う年末年始の片づけ。リビングダイニングで処分しやすいもの5つ

年末年始のリビングやダイニングでは、家族が集う時間がいつもより長くなるので、できるだけすっきりさせておきたいものです。今日は、リビングやダイニングにあるもののうち処分しやすいものを、5つ紹介します。

忙しい人や片づけに苦手意識のある人ほど、あれもこれも片づけようとして最後までできないとストレスになるので、片づけるものを絞るのがポイントになります。

とくに、気が散りやすいタイプの人は、片づけに集中しやすい環境に整えることが重要です。私もそうだったので、「これからリビングダイニングを片づける!」というときは、テレビを消したり、スマホをすぐ手に取れない場所に置いたりしてから取りかかるようにしています。

(1) 読み終えた新聞の束、段ボール箱の束

段ボール束

年末年始は安全面も考えて、リビングダイニングの床を広く使えるようにしておきたいものです。読み終えた新聞を束ねたものや、段ボール箱をまとめたものが、リビングやダイニングの隅にいくつもあるということはないでしょうか? とくに新聞の束を部屋の隅に積み上げておくと、窓やカーテンを開けようとしたときなどにつまづいてしまう危険性もあります。私たちシニア世代だけでなく、孫が年末年始に来たとき走り回ったりしても危ないので、忘れずに片づけておきましょう。

段ボール箱といえば、年末のセールで注文したものが次々と届いたものの、開ける間がなく、未開封のまま積み上げてある人もいるかもしれません。そういう場合はぜひ、すぐに開封して中身を所定の場所に移してください。あとでいいか…と置いておくと、どんどんたまってしまいます。

(2) 増えすぎた飾り物

サイドボード

テレビ台やサイドボード、壁などに、あれこれ飾ったり置いたりしていませんか。ホコリをかぶったまま長らく掃除していないものもある場合は、今が見直しどきです。以前の私がそうだったのですが、空間があるとなぜか飾りたくなり、どんどん増やしてしまい、それが景色と一体化して圧迫感があることに気づきませんでした。

そう気づいて真っ先に処分したのが、初めは喜んで飾っていたドライフラワーです。色あせてホコリをかぶっていたドライフラワーを思いきって外したら、壁が広くなり、すっきりしました。

飾ってあるものの中でも、本当に好きなもの以外は手放していいのではないでしょうか。すっきりするだけでなく掃除もラクになるので、いちど見直してみてください。

(3) たまってしまった切り抜いたレシピ

レシピ

最近は、レシピアプリや動画をスマホで見ながら料理をする人が多いと聞きますが、新聞や雑誌からレシピを切り抜いて保管している人もいらっしゃると思います。後でファイルに入れようと思ってはいるけれど、なかなか整理できず、たまる一方ということはありませんか。

その切り抜きを使うことがないと納得できれば、思いきって処分です。やっぱり置いておきたい場合はレシピを厳選し、スキャンしてスマホ等に保存、さっそくつくってみるのが良さそうです。活用してこそ、レシピを切り抜いた甲斐があると思います。