今、団地に注目が集まっています。間取りが使いやすい、敷地が広い、緑が豊か…といった団地ならではのメリットがたくさん。自分らしい部屋づくりがかないます。

家族と一緒だったり、ひとり暮らしだったり、さまざまな年代、ライフスタイルの方の団地住まいの実例を紹介している『団地で見つけた身軽で豊かな暮らし方』より、料理家・エッセイストの藤原奈緒さんの団地のキッチン収納をご紹介します。

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道具も食材も取り出すのに手間取ると死蔵しがち。あえて見えるところに置くようにしています。

●常備菜づくりに便利な乾物はバスケットに入れて

常備菜
団地のキッチンでつくる常備菜
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左上はワカメのマリネ、右上はひじきのマリネ。左下はシイタケ、エノキダケ、ナメコに梅干しを加えたオリジナル「なめたけ」。右はエゴマの葉にコチュジャンやゴマ油をつけたもの。どれもシンプルな肉や魚の料理に添えたり、サラダにトッピングしたりして活用します。

バスケット

「ひとり暮らしなので、使いまわしのきくものが便利なんです。常備菜に使うヒジキや豆類などの乾物は、バスケットに入れてすぐ取り出せる場所に」

●見えないと使わなくなるから食器は扉のないシェルフに

棚

リビングダイニングの食器棚も、オープンシェルフで見せる収納にしています。よく使う作家ものの器などはスチール製の棚に。大小さまざまに並べられた食器が、藤原さんに選ばれるのを待っています。

机

「お料理は器に助けられますから」。お気に入りをテーブルに並べてコーディネートを考えるのも楽しいひととき。