作家・作詞家として活躍する高橋久美子さんによる暮らしのエッセー。今回は、今年出会ってよかったお土産についてつづってくれました。

関連記事

40代から、新しいことを始める人が増加中。年齢を問わず「青春」がある

第112回「美味しかったお土産2023!!」

暮らしっく
すべての画像を見る(全4枚)

今年も、残すところあと1か月。正月から年末までのスパンが年々短くなっていく恐怖よ。二拠点生活をはじめてからは、衣替えさえ間に合わないくらいに季節があっという間に変わっていく。こういうエッセーを書いているとさぞかし丁寧な生活をしているのだろうと思われるけれど、そんなこともない。でも、梅干しをつけたりジャムを作ったり、自分の譲れないところにおいては時間をたっぷり使う。そうやってバランスをとりながら、「好き」を守っていけたらいい感じにいられそうだ。

今年はコロナという文字を忘れられるくらいに、いろんな方に会ったし、いろんな場所へと出かけることができた。一年を振り返りながら、忙しい日々を助けてくれた食品や、旅の中で出合ったこれ美味しかった! というお土産を紹介したいと思います。

●忙しい日も助かる「雲仙きのこ本舗」詰め合わせセット

詰め合わせセット
画像提供:雲仙きのこ本舗

まずは、これ。忙しい日にかなり活用させていただいた。「雲仙きのこ本舗」の詰め合わせセット。

宣伝でもなんでもありません。知人にお中元でいただいて食べたら、素直に美味しくて、元気も出るので愛用するようになった。どれも保存料や添加物を使わず、きのこがたっぷりなのも嬉しい。麺シリーズのなかで特に、ほかほかやさしいにゅうめんの「養々麺」が好き。ここに私は予め茹でておいた白菜とか小松菜を入れて一緒に食べている。打ち合わせが入っていたりして忙しい昼なんかは、非常に助かっております。

即席麺を食べることは今までほぼなかったんだけど、こんなに胃袋にやさしくて満足感のある商品があるんだなあと驚いてしまった。ぜひお試しあれ。

●いつも買っておきたいうどんとお味噌

どんちゃんふぁーむの地粉うどん

麺といえば、今年の春にイベントで埼玉県深谷市にあるオーガニックスーパーのハーズへ行ったときに「どんちゃんふぁーむの地粉うどん」という乾麺を発見。これ、おいしいですよと友人が言うので買ってみた。時間をかけてしっかりと茹でていくと全体にとろみが出てきて麺がもっちりしてきた。全粒粉のうどんなので、茶色っぽい色をしているのだけれど、こんなに地粉の味がしっかりするうどんは初めてだった。うまい!! めちゃくちゃうまい! つやつやしすぎてない、大地の味わいでお汁も全部飲み干しだのだった。美味しすぎて、ああもっと買っておけばよかったーと思うお土産、ときどきあるよねえ。

みそ

そのときにお土産でいただいたのがヤマキ醸造の玄米味噌「御用蔵」だった。普段は自分で作ったお味噌を食べているのだけれど、味噌汁にさっそくこの玄米味噌を使ってみる。ふくよかで深い味わい。ご飯の他は味噌汁だけで十分といえるほどの満足感だった。市販のお味噌は加熱処理していることも多いけれどこれは生味噌で、酵母が生きている。また、保存料や添加物なども入っておらず、さらに原料の麹米や大豆は有機栽培ということで本当に丁寧に作られたお味噌だ。いつもは愛媛の家の米味噌と東京で作ったの豆味噌をブレンドして味噌汁を作っていたけど、これはブレンドなしでも深い味わいになる! 職人さんたちの情熱と明治時代からの歴史がなせる技だなあと思ったのだった。