多種多様なジャンルの物語が展開されている秋ドラマ。その中で注目を集めている作品のひとつが、『セクシー田中さん』(日本テレビ系・日曜22時半~)です。現在は第5話まで放送されていますが、過去の回はTVerやHuluにて配信中です。ここでは、第5話の見どころを振り返ります。

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ドラマ『セクシー田中さん』4話までを振り返り。昭和の価値観男・笙野からも目が離せない

ドラマ『セクシー田中さん』5話を振り返り。イマドキ女子が考える自分の在り方

※写真はイメージです
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原作は、芦原妃名子さんによる同名マンガ。

木南晴夏さん演じる主人公の「田中さん」は、地味で友達も恋人もいないアラフォーOL。しかし、じつはセクシーなベリーダンサー・Saliというもうひとつの顔を持っています。

そんな田中さんに惹かれるのが、田中さんと同じ会社で働く派遣OLの朱里(生見愛瑠さん)。彼女は田中さんの生き方に憧れ、もはや「推し」状態に。

そして、昭和の価値観に縛られ、田中さんにも言いたい放題の笙野(毎熊克哉さん)。しかし、田中さんと接しているうちに少しずつその考え方にも変化が生まれ始めます。

●自分となにが違うの?他者との比較で生まれるモヤモヤ

田中さんが想いを寄せる三好(安田顕さん)について、またもや言いたい放題言ってしまった笙野。とうとう田中さんを傷つけることに。笙野を見ていると、自分の想いを真っすぐ伝えることがよいとも限らない…ということに気づかされます。偏った価値観で真っすぐ斬りつければ、相手が傷つくのは当然のことです。

その話を聞いた朱里からは怒りのメッセージが連投され、同僚の小西(前田公輝さん)には正論で諭される笙野。ストレートに謝るのか…と思いきや、笙野はなんと「田中さんが好きになったものをもっと知りたい」と、三好にタブラッカを教えてほしいと頼み込んだのです。

朱里はそんな笙野に驚きつつも、少しモヤモヤとしてしまいます。ガチガチの古い価値観を持っていた笙野を変えてしまった田中さんと、自分のなにが違うのかと。

モヤモヤが晴れない中、朱里は笙野や小西と共に松戸へ。田中さんが三好の頼みで自身の故郷である松戸でショーに出演することになったのです。ショーには田中さんの両親の姿も。