物価高騰によって節約も難しい時代ですが、家族3人で月2万5000円という、格安食費が話題を呼んでいる節約インスタグラマーのmemiさん。

今回は、著書である『memiの1か月食費2.5万円! 節約ワンプレートごはん おかわり!』(永岡書店刊)から、食費節約のコツとレシピを紹介します。

買い物は見切り品や業務スーパーもフル活用!

見切り品
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週予算を5000円前後に決めて買い物をしていますが、必ずチェックするのが見切りシールがはられた「おつとめ品」だそう。

「肉、野菜、パンなど、生鮮品や日配品は、賞味期限が近くなったり、少し鮮度が落ちると値引きシールがはられて3割引きや半額に! すぐに冷凍したり調理して、うまく使うとかなり節約になります。見切り品が並ぶのは午前中や夜なので、その時間帯を狙って買い物に行くことも」。週末に出かけるときは、業務スーパーで肉のメガパックを買ったり、産直市場に寄ったり、オトクな店をつねに探して安く買うようにしています。

●おかずや汁ものは多めにつくって翌日に使いまわす

せっかく安く買っても、使いきれなかったり、つくっても食べ残してしまうと結局にムダに。
memiさんはそうしたことがないように、食べ方も考えたうえで献立を立てています。

「1本まるごと買うと使いきりが大変な大根は、週頭に即席漬けをつくって保存食にしたり、晩ご飯のスープを翌朝雑炊にリメイクにしたり。多めにつくると翌日の時短になるし、リメイクで違う味も楽しめるので新鮮。一石二鳥です」

●野菜の外葉や芯は捨てずに調理

外葉や茎

節約レシピを研究していくなかで発見したのが、捨てる部位も調理法しだいで食材になること。「キャベツの外葉、ブロッコリーの茎、大根の皮など固い部分は、細切りや薄切りなどにするとやわらかくなって食べやすい。副菜、スープ、ふりかけなど、いろいろな料理に活用できますよ」。野菜のほか、鶏皮もおすすめ、とmemiさん。「鶏胸肉を買ったら皮を取り、冷凍保存。脂のコクがあるので、揚げものや煮ものなどに使うととてもおいしいんです」

memiさん

結婚した頃は貯金がまったくなく、家計はいつもカツカツで苦しかったと振り返るmemiさん。

「家計簿のつけ方を学んでから、予算の立て方や買い物を見直し、失敗を繰り返しながら試行錯誤しました。うまくやりくりできるようになると、考え方も大きく変わります。『お金がない』と思っていたのが、『この予算で家族を喜ばせるにはどうしたらいいかな?』と前向きに工夫できるようになって、毎日がとても楽しくなりました」