コンビニのスイーツのレベルが上がり、新商品が出るたびに話題になります。もともとブームになっていたスイーツにいち早く乗れるというのもコンビニの強み。そこで今回、セブンイレブンから発売された「ブラジルプリン」を実食した食文化研究家のスギアカツキさんに感想を教えてもらいました。

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ブラジルプリン
セブンイレブンで発売中の「ブラジルプリン」267円(税込み)
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セブンイレブンで大人気!「ブラジルプリン」を実食

セブンイレブンから発売されている「ブラジルプリン」。プリンはコンビニスイーツの中でもシュークリームに並ぶ大定番の一つ。でも、こちらの商品、普通のプリントは違い、見た目もちょっと個性的です。どんなプリンなのか、今回はその魅力をご紹介します。

●ブラジルプリンは、ブラジル家庭料理の定番

プリン
長方形で、プリンとココアスポンジの二層になっています

そもそもブラジルプリンとは、ブラジルの伝統的なスイーツ。本場では「Pudim de leite condensado(プジンジレイチコンデンサード※ポルトガル語で練乳のプリン)」として愛されています。15~17世紀の大航海時代にポルトガルから伝えられて以来、ブラジルの家庭でよくつくられるようになった定番スイーツで、ポイントになるのが、練乳。濃厚で甘いコンデンスミルクを使うことで独特の食感や風味が味わえるのです。

確かに手で持っても崩れない、しっかりかための形状になっています。かためプリンとして人気のイタリアンプリンはマスカルポーネというティラミスに使われるチーズが入ったものが多く、今回のブラジルプリンとはまた別もの。かためプリンの新たなスタイルとして、昨今、日本でも人気になっています。

●素朴でむっちり食感が日本人好み?

ブラジルプリン断面

スプーンですくってみると、確かにかためです。一口食べてみると、むっちりとした食感と素朴な卵の味わいにしみじみ感動してしまいました。どこか懐かしく、やさしい食べ心地。ゆっくり味わいたくなる癒しスイーツのようにも感じられるのです。

そしてプリンの土台になっているココアスポンジがあることで、ケーキを食べた時の満足度もしっかり味わえます。カラメルソースが主張していないのもポイントで、カラメルの苦味が苦手な方にも喜ばれるバランスに仕上がっています。濃厚で力強いスイーツとして、濃いめのコーヒーなどにもよく合います。

このブラジルプリン、うれしいのはスイーツとしては低カロリー(187kcal)で高たんぱく質(5.9g)である点です。食べた時のずっしり感も加味すれば、満足度の高さは抜群と言えるでしょう。