ESSEonlineで2023年10月に公開されたなかから、ランキングTOP10の記事を紹介します。

リビングやダイニングが片づかない、片づいて見えないのには理由がありました。ライフオーガナイザーの下村志保美さんが、仕事を通じて気がついた「片づかない家のリビングにあるもの」について教えてくれました。

記事の初出は2023年10月。内容は取材時の状況です。

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片づけの仕事で気がついた、「散らかっている家にありがちなもの」についてまとめました。

●1:「とりあえず」書類ボックス

一時ボックス
なぜか団扇もささっている、謎の一時ボックス
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たまりがちな紙もの。あとで確認したい書類、学校からのお手紙などをとりあえず入れておくカゴやボックスはありませんか?入れたことで一瞬片づいた気持ちになりますが、気がつくとそこが書類の山になってしまう。じつは、書類をためてしまう仕組みになっています。

「あとでシュレッダーしよう」ボックスも、「シュレッダーしなくてはいけない書類をためるだけの箱」になります。シュレッダーは使いやすい場所に設置してすぐ使えるようにしておけばたまりません。とくに家庭用のシュレッダーは一気に大量に処理できませんから、こまめにやると決めておきましょう。

「とりあえず」は、厳しくいうと「先延ばしをしているだけ」であることをお忘れなく。

●2:大量の「処方薬」

薬

片づかないお家にありがちなのが大量の薬。飲みきれなかった薬がどんどんたまってきて、キッチンカウンターの上やダイニングテーブル周辺に山積みになっているお家を何軒も見てきました。

片づいていないおうちの人が、片づいている家の人に比べてとくに病弱だとは思えませんので、薬のもらい方や飲み忘れなどが原因だと考えられます。

この使い残したお薬のことを「残薬」といい、日本全体では1000億円以上の残薬が生じていると言われています。「医療費がタダだし」だとしても、それは税金や健康保険料に影響しますよね。

多くの薬剤と医療費が無駄になっていることを考えると、お家にある処方薬の総量を確認してから受診し、過剰な薬をもらわないという選択が必要です。そうするとダイニングテーブル周りもすっきりします。