収納やインテリアにおいて、暮らしがより楽しく、ラクになる工夫を重ねている人を表彰する「ESSE収納グランプリ」。その受賞者の皆さんのおうちを大公開! それぞれの収納や暮らしの“正解”を見つけるカギがきっとあるはず。今回は、グランプリを受賞したKさんの「家事動線」の工夫をご紹介します。受賞の決め手について、審査員でもある整理収納アドバイザーでエッセイストの柳沢小実さんからのコメントもあわせて紹介。
「今あるもの」を生かす工夫を楽しみます
Kさんの自宅は整理整頓されているだけでなく、部屋のあちこちに愛着のあるものが置かれているのも印象的です。
「できるだけものを捨てたくないので、ここで使えなくても別の使い道がないかな? と考えます。便利グッズというものはできるだけ買わずに、今あるものでどうにかできないかを考えるのが好きなんです。使わなくなった家具もすぐに捨てて買い替えるのではなく、家の中で移動させたり解体したりして循環を楽しんでいます」
●思い出をインテリアにする
すべての画像を見る(全8枚)→自分らしい空間になった
家族の思い出がつまっているものをインテリアに。「壁のT型の木と穴のあいた板は、子どもが使っていたイスのパーツ。壊れてしまったのですが手放すのは寂しくて、一部を飾りました」
キャンプで拾った石は棚に陳列。
亡き父が使っていたアルミのお弁当箱はキッチン収納に。
娘たちの描いた絵は額装。
【柳沢さんのコメント】「インテリアからご家族の雰囲気も感じます」
家族の趣味であるキャンプ関連のグッズを取り入れたり、自分のためだけじゃないさりげない空間づくりがすてき!
●お気に入りアイテムは捨てずにリメイク
→暮らしが楽しく豊かに
壊れたもの、使わないものもリメイク。
「裏紙をボンドとテープでとめた自作のメモ帳は、表紙に好きなポストカードを。壊れたピンバッジやSuicaから切り抜いたペンギンはマグネットに」