年齢を重ねると気になってくるのが、顔や体の変化。「そんなときに味方になってくれるのが、髪型とファッションです」と話すのは、ヘア&メイクアップアーティストとして活躍する山本浩未さん。

ここでは、60歳を迎える山本さんの「メガネ」を楽しむアイデアを、新刊『60歳ひとりぐらし 毎日楽しい理由』(小学館)よりご紹介します。

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山本浩未さん
山本浩未さん(撮影/玉井俊行)
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年齢を重ねて、メガネが必須になったという山本さん。そのメリットや、楽しむポイントを教えてもらいました。

●メガネを味方につける

エイジングをしみじみ実感してしまうのが老眼です。時々だった見えにくさが、日常になった60歳、メガネは必須! 近視で30代からコンタクトレンズでしたが、今はシーン別にメガネを使い分けてます。

仕事ですごく近くを見る、パソコンを見る、舞台など遠くを見る、コンタクトなし裸眼用の4タイプ。エイジングで、コンタクトレンズだけでは対応できなくなって、だんだんと増えてきたの。

昔はネガティブだったメガネも、私たちにとっては強い強い味方です。よく見えるようになるだけでなく、顔つきを変え、雰囲気を変えてもくれるから。

デザイン性の高いおしゃれなメガネが増え、リーズナブルで程よくトレンド感あるフレームも手に入れやすくなってます。よって、ファッションを楽しむようにメガネを変えられる時代なのです。

たとえばテレビで見た俳優の八嶋智人さんはメガネを外すとだれだかわからない。役によってメガネを変え、もはや顔の一部になっているそう。インテリアスタイリストの石井佳苗さんや陶芸家の井山三希子さんもメガネがトレードマーク。自分らしく個性的でおしゃれですてきです。