なかなか落ちない浴室やシンクなどの、皮脂汚れや水アカ…。「家にある洗剤だけで、簡単にキレイにすることができるんです」と話すのは、元小学校家庭科教諭で掃除に関する著作もある、お掃除ブロガーのよしママさん。ここでは、最速でキレイになる掃除方法を教えてもらいました。
素手でできる「最速掃除」のすすめ。アルコールジェルなどを活用すればエコにもなる
普段の掃除といえば、強い洗剤を使って、炊事用手袋を装着し、たわしやスポンジ、ブラシなどを使ってゴシゴシ磨くイメージが強いですよね。でも、掃除の準備をするのは意外と面倒で、汚れを見つけたらすぐその場でサッと落としたいもの。
今回は、炊事用手袋を使わずに素手でできる最速掃除の方法を紹介します。家に余りがちな洗剤を利用すれば無駄がなくエコですよ。
●「最速掃除」に使う洗剤
最速の秘密は、使う洗剤にあります。普段から手指用として使っている優しい洗剤を使います。
まずひとつ目は、手指の汚れを落とすハンドソープ。手の汚れ落としとして使っているので、手アカや軽い油汚れ、皮脂汚れを落としてくれます。
ふたつ目は、手指用のアルコールジェル。ジェルタイプは保湿成分が含まれていることも多いので、素手で触っても比較的荒れにくいです。アルコール分を含むので、くすみや油分を落とし、除菌効果も期待できます。狭い範囲なら、素手で掃除ができます。
長時間掃除する場合や手肌の弱い方は、炊事用手袋、スポンジなどを利用して直接触れないようにしてください
ハンドソープやアルコールジェルで汚れがスッキリ落ちる掃除方法
ハンドソープも、アルコールジェルも軽い汚れ全般に使えます。すすぎでしっかり洗剤を流したいので、水洗いできる場所、水ぶきできる場所で使うのがおすすめです。
アルコールジェルは塗装やワックスコーティングを溶かしたり、革製品、スチロール樹脂を変色させたりする可能性があるので、かならず目立たない場所で試してから掃除してください。
●浴室の皮脂汚れがスッキリ
まずは浴室。浴室の皮脂汚れ落としに使えます。
ジェルを手を使って、まんべんなく広げます。
スポンジで軽くサッとこすり、水で流すとジェルの部分だけ汚れが落ちたのが分かります。素手で広げるので、濃度が薄まらず効率よく伸ばすことができます。
浴室の皮脂汚れ落としにはハンドソープもお手軽です。トリートメントを待っている間などにも、ササッと手軽に掃除できます。
いずれもエプロン、床、壁、鏡、浴槽、蛇口などに使えます。ただし、頑固な水アカは落とすことができません。
●軽いカビも落とせる
カビ落としにはアルコールジェルがおすすめ。直接カビにつけて15秒ほどおき、水洗いかしっかり水ぶきをします。残念ながら一度ついてしまった黒い色素は落とせませんが、軽いカビなら落とすことができます。
窓のレールやガラスなどにも、しっかりふき取れば使えます。水ぶきをして、ジェルが残らないようにしてください。
