「和食は手間がかかって難しい…」と思っていませんか? そんなイメージを払しょくしてくれるのが、日本料理店『賛否両論』の店主・笠原将弘さんの“ラクうま和食”。「“ラクうま”とは、最小限の手間で最大限のおいしさを引き出すこと」という笠原さんが重視するのは、食材選び。下ごしらえの有無、火のとおりやすさ、味つけやだし代わりに使えるかなどを見極めます。普段の食卓で手軽に再現できるのも、ラクうま和食の基本です。
ジンジャーエールにしょうゆをたすだけで味が決まる!
すべての画像を見る(全2枚) ESSE2016年7月号「笠原将弘さんのラクうま和食」特集でご紹介しているのは、簡単なのに本格的な味わいの絶品ショウガ焼き。なんと、ショウガの代わりにジンジャエールを使います! ショウガの風味とほのかな甘味が加わるため、しょうゆをプラスするだけで味が簡単に決まるんです。さらに炭酸には肉をやわらかくする効果もあるので、いつものショウガ焼きよりしっとり仕上がりますよ!
ジンジャーエールに漬けることで、ショウガをすりおろす手間もナシ! 肉にもしっかりと風味がつきます
豚こまのジンジャーエール炒め
[材料]
(4人分)
・豚こま切れ肉 300g
・A(ジンジャーエール1と1/2カップ(300cc) しょうゆ1/4カップ)
・タマネギ 1個
・サラダ油 大さじ2
・キャベツ(千切り) 1/4個
・いりゴマ(白) 大さじ1
・一味唐辛子 少し
[つくり方]
1.豚肉をボウルに入れてAを注ぎ、20分ほど漬ける。
2.タマネギは薄切りにする。
3.フライパンにサラダ油を中火で熱し、2を入れてしんなりするまで炒める。1を漬け汁ごと加え、こまめにアクを除きながら、強火で4~5分炒め煮にする。
4.器に盛ってキャベツを添え、いりゴマと一味唐辛子をふる
冷めてもしっとりおいしいので、お弁当にもおすすめ! 忙しい日こそ、ぜひ試してほしいレシピです。
<調理/笠原将弘 撮影/竹内章雄>