ようやく秋らしい気温になり、お出かけが楽しいシーズンになりました。一人旅を楽しんでいる人もいらっしゃるでしょうか。出先では、バッグからお財布やスマホなどを取り出す機会があり、その使いやすさは容量や収納によって変わってきます。そこで、整理収納アドバイザーで、50代60代の暮らしについて発信する、原田さよさんに、年齢を重ねてきてから変えたバッグの中身について教えてもらいました。

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年齢を重ねてから気づいた、50代からの「快適なバッグの中身」をつくるコツ

私は関節リウマチで、右手に少しだけハンデがあります。似たような悩みをかかえる方々にもなにかのヒントにしてもらえるとうれしいです。
バッグの中に手を入れてなにかをゴソゴソ探すのは、痛みのある手にとってけっこうな負担になります。その負担を少しでも減らすためにバッグの中身を変えてきました。

●お財布はカバンから探しやすい色にする

バッグからの取り出しやすさを考え、お財布の形や色を50代になってから変えました。支払いはバーコード決済かカード払いが中心ですが、やはり小銭や紙幣が必要なときもあります。そういうときに、お財布を変えてよかったと思います。

赤い財布
お財布は、バッグから取り出しやすいように、赤くて目立つ色にしました
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<財布選びのポイント>

・バッグから取り出しやすい大きめのもので、なるべく軽いもの
・開口部が大きいもの
・持つときに滑りにくい、表面に凹凸のある革のもの
・パッと目につく明るい色のもの

バッグの中ですぐ見つかり取り出しやすい、お金の出し入れもしやすい、滑りにくい。いことづくめ。お財布を変えたことで、ほんの少しですが時間の節約になりました。

また、お財布はファスナー式の方が、がま口タイプより手首に力を入れなくていいので、私はラクです。もしも、同じ色と柄のお財布があったら、ファスナー式のものとがま口のもの、どちらが使いやすいかをぜひ試してみてくださいね。

●ハンカチとハンドクリームはセットにしておく

ハンカチとハンドクリームはセットで

バッグのポケットに、ハンカチと一緒にハンドクリームを入れています。こうしておくと、手を洗ってふいたあとすぐハンドクリームを塗ることができます。収納の基本、「なにかをするときに使うものは一緒に」というわけです。
以前はハンドクリームをポーチに入れていたのですが、ハンカチと一緒の方がすぐ使えると思って収納場所を変えました。余談ですが、香りがいいしコスパも高いので、私はアトリックスのこのハンドクリームが好きです。