かみしめるほどにうま味が広がる鶏胸肉を使えば、おなじみの定番おかずもひと味違う別次元のおいしさに。鶏胸を知りつくした笠原将弘さんが魅力を生かすコツを教えてくれました! 今回は「鶏胸親子丼」のレシピのご紹介です。
そぎ切りでやわらかに。ふんわり卵の鳥胸親子丼のレシピ
鶏胸の上品な味わいがふんわり卵とベストバランス!
●鶏胸親子丼
すべての画像を見る(全3枚)【材料(4人分)】
- 鶏胸肉 400g
- 長ネギ 1本
- ミツバ 6本
- A[だし汁2カップ みりん1カップ しょうゆ1/2カップ]
- 卵 8個
- 温かいご飯 どんぶり4杯分
【つくり方】
(1) 長ネギは斜め薄切りにし、ミツバは1cm長さに切る。鶏肉は縦半分に切り、ひと口大の薄めのそぎ切りにする。
(2) 1人分ずつつくる。小鍋にAの1/4量と(1)の鶏肉、長ネギの1/4量を入れ、肉に火がとおるまで中火で煮る。アクが出たら取り除く。
(3) ボウルに卵2個を溶きほぐし、半量を(2)の鍋の中心から外側に向かって円を描くように回し入れる。白身が固まったら、残りの溶き卵も同様に回し入れ、半熟状になったら火を止める。
(4) (1)のミツバを散らし、フタをして15秒ほどおいたら、どんぶりに盛ったご飯にすべらせるようにのせる。残りも同様につくる。
[1人分806kcal]
【ポイント】
さっと煮て仕上げたい親子丼は、火がとおりやすいよう、薄めのそぎ切りにする。やわらかい食感になり、長ネギ、卵ともよくなじむ。
溶き卵は火力が弱い中心から、火力が強い外側に向かって円を描くように細く回し入れると、均一に火がとおる。鶏胸にとろりとからんで最高の仕上がりに。
卵は2回に分けて加えるのがコツ。1回目は卵に煮汁のうま味を抱え込ませ、2回目はとろっと半熟状になったら火を止めて。
量単位は1カップ=200ml、大さじ1=15ml、小さじ1=5ml、1合=180mlです
おかずをつくりおきする際は、清潔な保存容器に入れて保存してください。保存状態によっては傷みやすくなることもあるので、保存期間内であっても早めに食べるようにしましょう