●4.できるだけ捨てること
すべての画像を見る(全8枚)仕分けの段階で、紙を残せば残すほど、整理する手間が増えます。
もう必要ない紙は、どんどん捨ててください。たとえば、以下の紙は、もういりません。
・DMやカタログ
・古すぎて何が書いてあるのかわからない紙(印字が消えてしまった感熱紙など)
・もう使うことはない紙(使用済みのカレンダー、古い領収書、学生時代のノートなど)
・包装資材(使用済みの包装紙、封筒、OPP袋など)
「まだきれいだから、なにかに使えるかも」と思わないでください。繰り返しますが、さして重要でない紙でも、残してしまえば、重要な紙と同じように、整理する作業や、それを置く場所が必要になります。
何十年も箱に入れっぱなしだった紙や、存在そのものを忘れていた紙はもういりません。
●5.デジタル化する
多くの書類は写真に残すかスキャンすればデジタル化できます。
以前、私が母親の絵手紙をデジタル化した話をしましたが、デジタルデータで保存すれば、劇的に紙の量が減ります。残したい紙がいっぱいある方は、ぜひ、デジタル化を検討してください。
●6.定期的に片づける
紙を適切な場所に置く作業が終わったら、後回しにしていた判断に迷う紙の整理をしてください。やり方は、ほかの紙の整理と同じです。
いったんこの作業が終わっても、定期的(1か月に1回とか)に、同じ作業をして、紙ものを増やさないようにしましょう。
それと同時に、必要のない紙を家にいれないようにしてください。
たとえば、
・DM、チラシ、カタログは受け取らない(送付元に断る。郵便受けに断りのステッカーを貼る)
・紙媒体の雑誌、会報、お知らせは停止し、オンラインで見る
・いらない紙が郵便受けに入ったら、即座に捨てる
以上のことを心がければ、紙がたまりすぎることはないでしょう。
今回、仕分けの段階で、5つに分けることをおすすめしましたが、人によっては、「捨てる・取っておく・後回し」の3つに分けたほうがやりやすいかもしれません。仕分け⇒大事なものだけファイリングという流れは共通なので、実情に合わせて仕分けしてくださいね。
筆子さんの著書『50歳からのミニマリスト宣言!』(扶桑社)では、ここで紹介した以外にも、上手なものの減らし方や、ミニマリストになってよかったこと、体と心の健康を保つコツなど、これからの暮らしに役立つ内容をたっぷり掲載しています。