60代の夫婦が暮らす、築19年、専有面積87.50㎡のマンションリノベ事例です。眺望が気に入って購入したのに、キッチンや寝室からは直接見えない不満を解消したいと決意。リノベ後は、寝室からも緑が眺められるようになっただけでなく、壁のラインがすっきりして掃除もラクに。間取りは大きく変えずに、心地よく暮らせる家になりました。
すべての画像を見る(全13枚)回遊性を確保し、より眺望が楽しめる空間に
23年前、リビングから桜などの木々を眺められる高台のマンションを手に入れたWさん夫妻。「眺望が気に入って購入したのに、キッチンや寝室からは直接見えないことが、ずっと不満でした」(妻)。
そこで5年ほど前、リノベーションすることを決断。
W邸は数年前に浴室のみリフォームずみだったことから、「浴室はそのままに、間取りも大きく変えずに眺めをよくしたい。この先のことを考えて、掃除をラクにしたい」と希望。そこで、オープンなキッチンと洗面・浴室を中心に、ぐるりと回遊できるプランにすることに。
上の写真は、玄関ホールからリビングへの動線(左)と寝室、水回りへの動線(右)を見たところ。正面の壁の向こうは既存のままとしたバスルームがあります。
寝室は引き戸で仕切り、壁面にはキッチンの壁面収納と同じ面材のクローゼットをフラットにつなげています。「寝室から緑が眺められ、壁のラインがすっきりして掃除もラクになりました」(妻)。