値上げラッシュで、悲鳴をあげるESSE読者が急増。ここでは、教育費や老後資金に備えるためのコツを、ファイナンシャルプランナー・畠中雅子さんに教えてもらいました。

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頭を抱える女性
教育費や老後資金に備えるためには?(※画像はイメージです)
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<アフターコロナの今は節約よりメリハリで貯蓄を守る意識を>

値上げラッシュが家計を直撃し、赤字に悩む人が増えています。

「コロナ禍での値上げは、レジャー費や被服費などが減った分でカバーできましたが、アフターコロナでそれらの支出が急上昇。カバーしきれなくなったのが原因です」と、畠中雅子さん。

インフレは当分続きそうで、このままでは家計が大変!

「ただ、食費を極端に削ったり、冷暖房を我慢したりする節約は、体調を崩すのでNG。ほかの支出で、自分や家族はなにが大切でなにが我慢できるか、一度きちんと考えてみて。たとえば、旅行にお金をかけたいなら、服はあるものを着まわす、外食を減らす、などできることはたくさんあります」

メリハリ家計で出費を引き締め、貯蓄を死守しましょう!

●減らしにくい費目

食費、日用品のイメージ
食費、日用品、水道光熱費は、減らしにくいと割りきって

<食費と日用品は1~2割アップ!“仕方ない”と割りきることも大切>

・日用費
・食費
・光熱費

食費や日用品の価格は、以前より1~2割アップ。光熱費も、政府の補助期間が終わる9月以降増える可能性が。

「節約すると生活の質が落ち、健康を害する費目なので、ある程度は仕方ないと割りきり、予算を増やしてOK」

●見直しできる費目

ファッション、レジャー、外食のイメージ

<“なんとなく”の習慣を見直すことで貯蓄を守る>

・ファッション・美容費
・サブスク費
・レジャー・外食費

被服費やレジャー・外食代などは、大事なものとそうでないものを見きわめてメリハリをつけて。

「習慣で利用しているカフェ、毎シーズンのセール、コロナ禍で増えた動画配信のサブスクなど、1つずつ見直して不要なものはカットを」