長年の習慣になってしまった座りグセ、立ちグセ。50代になったら見直してみませんか? 「インナーマッスルを使うようにしたらおなかが凹んできたんです」と教えてくれたのは、元祖・節約主婦として知られ、カウンセラー・エッセイストとして活躍する若松美穂さんです。

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骨盤矯正
母と娘と三世代で骨盤矯正へ ※写真はイメージです(以下同様)
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50代「長年の習慣」を見直したら…暮らしが変わった

更年期の時期ではありますが、もともと肩こりや腰痛・頭痛などを感じない方。

自分ではラッキーと思っていたのですが、よく言われるのは、もむと肩や首が「ガッチガチ」ということ。パソコン時間が長いので、仕方がないと思いつつ、「痛いのが常習化して感じていないだけなのでは?」と言われたりもしました。

50代に入り、久々に受けた健康診断に引っかかり病院通いが増えたことをきっかけに、これはある種の注意信号。得意の「まあいいや」は脇に置いて、自分の体に目を向けようと自分に言い聞かせました。

 

●体がつらくてどうしても「足を組んでしまう」

その一環として、70代の母と20代の娘と三世代で骨盤矯正に出かけてみました。母は腰痛、娘は肩こりに悩んでいます。

足を組む
足を組んでしまう※写真はイメージです(以下同様)

私にはひとつ悩みがあって、座っている時間が長く、足を組まないとバランスが取れないというか疲れてしまうこと。

もちろん足を組む行為は場合によっては失礼にあたることも、体によくないことも知っています。でも、そうしないと体がとてもつらい。カウンセラーなのに、長時間座っていられない。

細かい説明は省くとして、骨盤矯正に伺うと、私には「足を組まないと辛くなる理由」があるのだと教えてもらいました。

娘も母もそれぞれにチェックしてもらい、説明がとても分かりやすかったと。皆が自分の体について理解を深めました。日々の自分の姿勢に関する問題点、足を組む理由、使えていないインナーマッスルについて教えてもらったので、帰宅後の暮らしが大事…と、日々気をつけるようになったことがあります。

 

●(1)足を組むことをやめた

足を組まない

骨盤矯正をきっかけに、あんなに長年続けてきた習慣をやめることもできるんだと、自分でも驚いています!
ただ、やはり急に「ゼロ」はストレスがたまります。

絶対にダメ! ではなく、靴を履いていないときに限り、片方の足首にもう片方のかかとを乗せることは許しています。

気がついたら、左を上に。右を上に。足を重ねず、そろえる時間ももつ。

いろいろな姿勢を楽しんで、長く続けるために「足を組まない自分を褒める」ことも忘れていません。

 

●(2)日々腹筋を使って立つことに慣れる

インナーマッスル

驚いたのは、案外インナーマッスルが使えていないこと。

洗面所で歯を磨くとき、お皿を洗うとき、おなかで寄りかかって立っている自分にビックリしました。自力で立っていないじゃない! って。

洗面所やキッチンからおなかを離し、自分の力で立つようにしています。

 

●(3)全身をイスにゆだねて座らない

パソコン作業のときも、背もたれのあるイスだとつい、イスに全身をゆだねてしまうので、あえてイスに浅く腰かけたり、背もたれがないものに座って姿勢を保ちつつ作業をするようになりました。

普段している方にとっては当たり前のことでも、私の場合パソコン作業のときには考えることに頭が集中して、体はつい、ゆだねがちに。バランスボールに座るといい理由がわかるような気がしました。

 

●3つの見直しで、体が変わった!

まっすぐ立つ

骨盤矯正に出かけて3つのことを気をつけていると、うれしい変化が。

・おなかが凹む
・脚がまっすぐになる

家にいるときにはショートパンツのこともある私。ある日娘が「ママ、前より足がきれいだよ」と言ってくれました。

たしかに! 自分で鏡を見て驚いたのは以前より、足の間に隙間が少ない。くっつくところが増えました。

身体も心も同じで、ときどき自分の様子をチェックし、少しずつ修正していくことが必要だと思うので、また定期的に体のチェックに行こうかなと思っています。

効果は個人の感想です。

 

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