まだ暑さが残る時季。ゴミ箱のにおいが気になるときは、捨てがちだった「紙」を再利用してみませんか? ライフオーガナイザーの尾花美奈子さんが詳しく教えてくれました。

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今まで捨てていた「紙」をゴミ箱の中に仕込むメリット

家じゅうのゴミ箱
家じゅうのゴミ箱に「紙」を仕込む
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キッチン、リビング、洗面所、寝室など、家のあちこちにおいてあるゴミ箱。そのゴミ箱が汚れたとき、キレイにするのが面倒と感じたことはありませんか?

わが家では以前はゴミ箱の内側にビニールの袋をセットして汚れが直接つかないようにしていたのですが、ビニールの袋を「あるもの」に変えたところ、環境の面からも気持ちの面からもとてもよかったので紹介したいと思います。

 

●ゴミ箱の汚れ防止のビニール袋はサイズ合わせが難しい

ビニール袋を変えることにしたきっかけは、「うまくいっていない」と感じたことでした。

それまではパンの袋やスーパーでバラ売りの野菜を入れる袋などを再利用して使っていたけれど、ゴミ箱のサイズより袋が大きいときに袋がはみ出て見た目が悪くなるし、逆に少し小さいときは引き伸ばして使うのが地味にストレスになっていました。

また、ゴミが袋にゴミができるだけたまってから交換したいという気持ちがあり、暑い時期にはにおいが気になったり、不衛生に感じていました。

 

●祖母の知恵:新聞紙やチラシならうまくできそう

そんなときに、祖母が新聞紙やチラシを折り紙にしてゴミ箱を折っていたことを思い出しました。祖母はゴミ箱の内側にも新聞紙を敷いていて、ビニールの袋を使用することがとても少なかった記憶があります。

新聞紙ならゴミ箱のサイズに合わせられるし、まねをしてやってみることにしました。

 

●宅配便に使われる「緩衝材」が新聞紙の代わりに役立った

緩衝材

ただわが家は新聞をとっていないので、代わりに「宅配便のダンボールに入ってくる緩衝材の紙」を使うことに。緩衝材の紙は「昇華転写紙」という紙が使われていることが多く、その性質上、古紙回収に出すことができず、可燃ゴミとなるそうです。

通販で買い物をしたとき、場合によってはかなりの量の紙が詰められていることがありませんか? それをそのままゴミとして捨てる前に、もう1度別の役目を与えることで、もったいない気持ちが少なくなるというメリットもありました。