30代までは似合っていた服が、40代になるとなんだかしっくりこないと感じたことはありませんか? また、以前より疲れやすかったり、体の冷えを感じることも…。

「体調が変化する40代にフィットする、実用的でムダのない服の買い方があります」と教えてくれたのは、「ものが少ない暮らし」を提唱するミニマリストの本多めぐさんです。いつもおしゃれで快適、しかもコスパのよいワードローブをつくる方法を伺いました。

ニット重ね着
大人のコーデは、重ね着を想定しましょう
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40代からの! 快適でムダのないワードローブのつくり方

●冷えを意識して、重ね着を心がけよう!

40代の服選び。まず最初のコツは、重ね着前提で服を選ぶこと。
私は1年中重ね着を意識した服を選び、いつでも脱ぎ着できるようにしています。
その理由は、寒い季節はもちろん、夏に冷房がきいた場所に行くときこそ、思いのほか体を冷やしてしまうため。汗をかくとその後に体が冷えてしまうので、温度調節をして快適に過ごしたいからです。

真夏でも薄手のカーディガンを持ち歩き、寒かったら羽織り、汗をかいたら脱げるようにしています。冬場はもちろんいつでも重ね着して、気温に合わせて脱ぎ着しています。冬場は気温が低くても、建物の中に入ればとても暑いことも。

具体的に服を選ぶときのポイントは、手もちの服と重ねて着られるかどうか。
インナーのシャツやブラウスは、上にカーディガンやジャケットを羽織ったときに、凹凸が出ないシンプルなデザインを選ぶのがコツです。

また、同じようにカーディガン、ジャケットなどの羽織りものは、重ね着を前提に、少しゆとりのあるサイズを選びましょう。

ボトムスの重ね着は、レギンスやタイツなどで調節できますね。寒さ対策に大判ストールなどがあると、ひざかけ代わりになります。

疲れやすかったり、体力が落ちてくる40代は、今まで以上に体調管理に気を配り、よいコンディションを保つ工夫を心がけましょう。

●冷静に判断するために、バーゲンは行かない

ボーダー重ね着

40代は、客観的に似合うかどうか、シビアな目で確認が必要になってきます。出産後に体型が緩んだり、お肌のツヤも変化し、自分と服の間にギャップができてしまいます。

老けた印象になったり、若づくりをしすぎてイタい人に見られるかもしれません。ゆっくり冷静に選ぶため、バーゲンに行かないと決めましょう。

例外として、どうしても欲しいものを見つけた場合、安売りの時期まで待って買物をするならOKです。

目的もなくバーゲンに行き、雰囲気に流されて慌てて購入するのは失敗のもと。

●40代以上が対象のショップに行き、悩む時間を減らす

コート重ね着

インターネットでなんでも買える時代ですが、コートや靴など、大きな買物は失敗したくありませんよね。

そんなときは、面倒ですが実際のお店に足を運び、プロの意見を聞くのがいちばん。40代以降を対象としたお店なら、どれを選んでも年相応のものですから安心です。自己判断で悩むこともありません。

合わせる服や小物も一緒に、店員さんに選んでもらうとラクですね。

お店選びは、デパートに入っているハイブランドじゃなくてもOK。お財布事情に合わせて、ショッピングモールや、アウトレットのお店などで40代以上対象のショップを選ぶのもアリです。

お手頃価格のものが多く、気軽にウインドウショッピングができるメリットもあります。

また、試着だけして即決しないという方法もおすすめ。無理にその場で決めず、冷静に手持ちの服との相性を考えてみると失敗が減ります。後日インターネットで購入することもできますね。

このように、ゆっくり40代らしいワードローブを考えて、ムダのない買物を目指しましょう。