帰省や旅行シーズン。なにを買うか迷うお土産は、せっかくならその土地ならではの本当においしいものを選びたいもの。今回は、鹿児島出身のESSEonline編集部員が、鹿児島の有名ラーメン店3店の袋麺を食べ比べ。お店で食べるラーメンとどのくらい違いがあるのか? 実際に食べてみて、紹介します。
鹿児島県のラーメン3店の袋麺食べ比べ
すべての画像を見る(全17枚)豚骨ラーメンが有名な鹿児島県。県内にはたくさんの有名店があります。
今回はお土産店で購入できる有名店の袋麺3種類を食べ比べ、レポートします。
●「ラーメン小金太」は万人にうける味
豚骨と鶏ガラをベースに、和風のだしも加えられてスープが特徴のラーメン小金太。行列のできる名店です。こちらは1食分で、350円ほどで購入できます。
麺は生タイプで、トッピングに揚げネギが入っています。
スープの色は濃く、お湯で溶かすと豚骨のいい香りがします。
麺は太めでもっちり。コシがあって小麦の味を感じられて、おいしい!
モヤシとネギ、チャーシューは自分で用意をしたものですが、トッピングで入っていた揚げネギがすごくいい。味のアクセントになっていて、鹿児島のラーメンだと感じる要素の1つになっています。
正直に言うと、小金太のラーメンは実店舗で食べたことがなく、この袋麺がはじめてでした。人気店ということは知っていたのですが、食べてみて人気の理由が分かりました。
スープのうま味が強いのですが、豚骨のくさみがとても少ないので、県外や濃い豚骨ラーメンが苦手な人でも食べやすいと思います。だれにでもおすすめしやすいので、お土産にピッタリだと思います。
鹿児島人の性なのか、しょうゆラーメンは飲み干せないですが、この豚骨スープは飲み干せてしまいました。それぐらいおいしくて食べやすかったです。意外と1食分は443kcalと、あっさりしていました。
●「くろいわ」はほっこりやさしい味
庶民的で、老舗のラーメン屋の「くろいわ」。
店舗や出前で何度も食べてきたラーメンなのですが、お土産用のものは初めて食べます。トッピングはなく、2人分の半生麺とスープで700円ほどでした。
スープは事前に温めた方がいいということで少し湯煎をしました。今回紹介をする3つのなかでいちばん色が薄かったです。
あっさりしていて、でも豚骨のやさしい甘さを感じる、懐かしくてほっこりする味です。子どもでも食べやすいと思います。
麺はゆでる前は細く見えましたが、ゆでてスープに入れると、食べ応えのある中太麺になりました。
今の暑い季節でもさらっと食べやすいラーメンですが、1つ物足りないな感じた点は「チャーシュー」が入っていないこと。チャーシューはくろいわラーメンの魅力の1つだと思っているので、あのしっかりと味がついたかためのチャーシューがここでは食べられないのか…と思うと少し残念。
家で食べるときは色んなトッピングを追加してみるといいかもしれません。
私はまた汁を飲み干してしまいました! でも1食420.5kcalとこちらもそこまでカロリーは高くありませんでした。