子どもが就学するまでに持ち家をと考えていた30代夫婦。妻のテレワークをきっかけに、築45年のテラスハウスを購入し、リノベーションをすることにしました。複雑なつくりの間取りから、ゆったりくつろげる2LDK+サンルームに変更。子育てしやすい環境と、家事がしやすく、仕事や趣味も楽しめる家を手に入れました。カフェのようなサンルームでテレワークもできます。
すべての画像を見る(全22枚)マンションと戸建てのいいとこ取り!テラスハウスを選択
Aさんの家 東京都
- ・家族構成:夫30代 妻30代 長女4歳
・築年数:45年(1978年築)
・専有面積:85.19㎡
・工事費:1550万円
・プロデュース・設計:EcoDeco
以前は、東京都世田谷区に住んでいたAさん夫妻。「娘が就学するまでに持ち家を」と考えていたそう。その計画を早めたのは、妻のテレワークがきっかけ。当時住んでいた賃貸住宅では、どうしても窮屈さを感じたていたそうです。
「家を持つなら、思いどおりにリノベーションして生涯住める家にしたい」と思っていた夫妻は、物件選びも慎重に。
夫の希望は、庭で洗車できる一戸建て。妻の希望は、プロが管理してくれるマンション。悩んだ末に、夫妻が導き出した答えがテラスハウスでした。
2階建て住宅が長屋のように連なる建物で、各戸に庭があり、プロによって管理されています。お互いの希望をかなえるのにベストな建物だと感じた夫妻は、さらに物件探しを進めました。
最終的に八王子市の駅から徒歩圏内、利便性もいい立地の築45年のテラスハウスを購入することに。実際に暮らし始めると、思っていたとおりの快適さを実感したと言います。
和室だった部屋は、床をフローリングにしてリビングに変更しました。「大人2人が寝転がれるように」と、大きなソファのような小上がりをつくりつけ、下部は収納に活用。
リビングの先にサンルームがあり、日差しがたっぷりと入ります。
コの字型の階段。リビング側から上がれるよう逆回りに変更しました。リビング側の壁を撤去してオープンな階段に刷新。
リビングに階段を取り込むことで、広がりのある空間に。「親子でのんびりくつろげます」(夫)。
2階の北側にあるバルコニーは、前のオーナーが納戸に変更していたスペース。壁を撤去して手すりを設置し、もとの姿に戻しました。躯体の補修や床の防水処理もしっかりと。ハンモックを取りつけて、親子でリラックスできる場所になりました。
ダイニング入り口のすぐ脇に設けた妻のワークスペース。趣味の編み物を楽しむ場としても活用しています。