アパレル業界では、夏のセール真っ最中。ですが、「セールで安くなっていたから買ったけれど、いまいち似合わなくて、結局タンスのこやしにしてしまった」と後悔したことはありませんか?

ミニマリストでブロガーのponpocoさんは、「買っていいセール品と買わなくていいセール品を見極めることが大事です」と語ります。
ここでは、著書『200着の服を8割減らしたらおしゃれがずっと楽しくなった』(扶桑社刊)より、セールとのつき合い方についての文章を抜粋して紹介します。

関連記事

「服を手放せない」理由6つ。200着の服を8割減らしてわかったこと

ミニマリストが教える「買っていいセール品」「買わなくていいセール品」

SALE看板
※画像はイメージです(以下全て)
すべての画像を見る(全2枚)

私は基本的に服や小物はシーズン初めに買いそろえていますが、セールも好きです。最近は昔と比べてセールの開始時期が早くなっているので、そのシーズンに適した服が本格的に暑くなるor寒くなる前におトクに手に入る場合もあります。

しかし、安さにテンションが上がって余計なものを買ってしまっては本末転倒。
セール中のショップやサイトを覗いて「なにかいいものはないかな?」と目的もなく商品を探すことは、物欲トラップに「捕まえてください」と自分から引っかかりにいくようなものです。

●買っていいセール品

・購入後1~2週間以内に使う予定があるもの(状況は変わるので、来年用のストックはいらない)
・自分にとっての定番品(ショップではなく自分の定番)

ポイントは“今の自分”が使うものを購入するということ。昔の私は「今年はもう着ないかもしれないけど、おトクだから来年用に買っておこう」「ショップの定番品がセールになるなんて珍しいから、とりあえず買っておこう」と“今の自分”が使うかどうかわからないものまで買っていました。

●買わなくていいセール品

・買いたい理由の大半が価格にあるモノ(値下げ前の価格でも欲しい?)
・カラーやサイズなど妥協する部分があるモノ(買っても結局満足できない)

ポイントは“安いから”と妥協して買い物しないこと。昔の私は「定価のときは気にならなかったけど、こんなに値下げしているなら買わないと損かも」「本当はほかの色が欲しかったけど、残っている色でもいいや」と、もの自体ではなく安さに惹かれ、手に入れるための言い訳をあれこれ並べて、購入しては失敗するを繰り返していました。