さっぱり食べられて栄養豊富なトマトは、夏の定番素材。それでも、レシピのマンネリ化に困ることもありますよね。そんなときは、うま味たっぷりなスパゲティソースにしてみませんか? ランチにもぴったりなおうちイタリアンのレシピを、「おうちでつくれるプロの味」をコンセプトにしたユーチューバー、森 シェフ(森洋太さん)が教えてくれました。
生トマトのソースでフレッシュな味わいのシンプルパスタ
「イタリアンは夏野菜の宝庫。家庭でも簡単につくれます」
夏らしいトマトを使った料理のイメージが強いイタリアン。
「パスタやピザにトマトを使うのはもちろん、ズッキーニやナス、パプリカと煮込んでつくるカポナータも定番です。温かい地域が多いので、夏野菜はイタリアの食卓には欠かせません」。
森シェフによると、トマトソースも缶ではなく生のトマトを使うだけでぐんとおいしくなるそう。
「ハーブやチーズとの相性も抜群なので、ぜひ取り入れて!」
●フレッシュトマトソース
「生トマトでつくるソースは、缶詰ではだせないフレッシュな味わい。まずはシンプルなパスタでどうぞ」
【材料(つくりやすい分量)】
- トマト 大4個(600g)
- 塩 小さじ1
- きび砂糖(なければ砂糖) 小さじ2
- オリーブオイル 大さじ2
- ニンニク(みじん切り) 4かけ
【つくり方】
(1) トマトはヘタを除き、縦8等分に切ってボウルに入れる。塩、砂糖を加えてあえ、10分ほどおく。
(2) フライパンにオリーブオイル、ニンニクを入れて中火で熱し、香りが立つまで炒める。
(3) (1)を加えて強火にし、トマトをくずしながら炒める
(4) ブレンダー(または、粗熱をとってからミキサー)でなめらかになるまで攪かく拌はんし、こし器やザルでこす。冷蔵で3~4日、冷凍で約1か月保存可能。
[1人分391kcal]
●スパゲティ・アーリオオーリオ・コン・ポモドーロ
【材料(4人分)】
- フレッシュトマトソース 300g
- スパゲティ(1.6mm) 360g
- オリーブオイル 大さじ3
- ニンニク(みじん切り) 2かけ
- 赤唐辛子(種を除く) 1本
- イタリアンパセリ(みじん切り・あれば)、粉チーズ 各適量
【つくり方】
(1) 鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩適量(分量外・湯の量の約1%)を加える。スパゲティを袋の表示より1分短くゆでる。
(2) フライパンにオリーブオイル大さじ2、ニンニクを入れて中火にかけ、香りが立つまで炒める。赤唐辛子を加えてさっと炒め、トマトソースを加えて混ぜ、温める。
(3) (1)のスパゲティの湯を軽くきって加え、強めの中火で手早く混ぜながらソースにとろみがつくまで炒める。オリーブオイル大さじ1を回し入れて火を止める。器に盛り、イタリアンパセリ、粉チーズをふる。
[1人分450kcal]