人生100年時代、ひとり暮らしでも楽しく豊かに暮らしたいもの。YouTube『Earth おばあちゃんねる』でも話題の多良美智子さんの暮らしに密着しました。
すべての画像を見る(全4枚)88歳、食と健康が元気の源。新しい調理法も積極的に
先日、日々の食事についてつづった『88歳ひとり暮らしの 元気をつくる台所』(すばる舎刊)を上梓した多良美智子さん。
「高校生のときからずっとお料理をしてきました。65歳のときには調理師学校に通って免許を取得。あらためて料理の基礎が学べたのもよかったですね。今も食事が生きる原動力
で、栄養のバランスにも気を使っています」
「ひとりだから、もうなんだっていいやとは思えない」と多良さんは言います。
「おいしいものを自分でつくって食べる、それが元気の源なんです。でも、料理はごく簡単なものばかり。ちょっといいお皿を使ったり、箸置きを添えるだけでも楽しくいただけ
ます。食べる前には『いただきます』とひと言添えるのも忘れません」
●65歳で調理師免許を取得。台所時間が楽しい
「栄養学の授業は大変だったけれど、今の食生活にも大いに役立っています。体にいい食
材を積極的に取り入れたり、新しい調理法を試すのも大好きです」。最近はご飯の代わりにオートミールを食べたりすることもあるそう。
●朝は軽め。昼はしっかり。夜は晩酌を楽しむ
朝食はスムージーとリンゴとゆで卵と決めています。「夫が病に倒れたときにつくり始めたスムージーはコマツナやリンゴの皮、プロテインパウダーを入れて栄養もばっちり」
昼食はしっかり食べ、夕飯は大好きなお酒と小さなおつまみで晩酌を。
●毎朝のウォーキングや階段の上り下りが日課
朝のラジオ体操は15年以上続く習慣。そのままウォーキングにも。「家が4階だから階段の上り下りも毎日。すっかり慣れているので、なんともありませんが、万一のために両手はあけておくようにしています」
『これからの暮らし by ESSE vol.05』では「すてきな老後の暮らし方」を特集。ほかにも、役立つ情報を掲載しています。